研究概要
ヒトの認知や行動についての理解を深めることやその社会活用を目指して、数理モデリングとデータ解析を行なっています。計測機器やアンケート等を通して観測されたヒトのデータに基づいて、ヒト内部システムのモデル化や、内部状態パラメータの推定及び可視化、状態パラメータに応じた適切な支援・サービスを行う方式、について研究を行なっています。
研究内容
<ヒトの理解を深める>
形状知覚の数理モデル化 [論文2,4]、光沢知覚時の脳活動解析 [論文12]
ひらめき課題解決における脳情報処理過程の解析 [論文6,7]
その他の脳活動データ解析 [論文9,17,18]、数理モデル化 [論文15,16,19,20]
<ヒトデータ計測>
日常生活時の脳計測が可能なfNIRSの計測手法開発 [論文3,5,8,10,11,13,14]
<社会活用>
遠隔コミュニケーションにおける表情情報と心拍情報の活用 [論文1]
IoT家電等で収集したユーザの生活パターンやビッグファイブ性格特性からユーザに合わせた家電等先回り制御の提案 [特許1,2]
学生の卒業論文タイトル
2024年度
ドップラー心拍センサを用いた精神活動の定量化
ニューラルネットワークを活用した多様な素材の融合と透明感操作
2023年度
動画を見ているときのドップラー心拍計による心的状態の可視化
感情誘発ビデオを用いた実験による表情数値化プログラムの性能評価
2022年度
遠隔コミュニケーションにおける表情開示と心拍数開示の比較
ウェアラブルセンサを用いた心拍情報解析による精神作業負荷の可視化
予測学習型ディープニューラルネットワークを用いた錯視画像の生成検証
2021年度
遠隔コミュニケーションにおける表情情報開示の有効性調査
新型コロナ感染者数の都道府県間における因果性分析
異なる方位場特性を持つ画像を混合した際の形状知覚について
学生の外部発表
小島 快斗, 髙森 優奈, 佐々木 渉, 木村 亜紀, 岩田 一貴, 三村 和史, 下川 丈明, 「遠隔コミュニケーションにおける表情の開示と心拍数の開示の比較」, 第25回日本感性工学会大会 (JSKE25), 1A02-02, 2023年11月20日, 口頭発表