このページでは、私の行っている災害対策(防災準備)についてのメモを書いてあります
家に電力の切替開閉器を付ける工事
(ダブルスロー工事)
私は、発電機を所有しており、停電時には発電機から家に、延長コードで電気を引込むつもりでしたが、窓の戸締りができないために、防犯上の問題を考えて、「家の外と家の中を繋ぐ専用コンセント」をハウスメーカーに頼んで工事してもらう予定でした。(39,204円)
※発電機と専用外部コンセントを繋ぐオスオス電気コードは、しゅらむが自分で用意する事が条件。
しかし、そんな矢先にツイッターで、ダブルスロー工事であれば、オスオスコードも不要、家に新たに穴を開ける必要もなく電気を引込めて、
しかも、照明器具、TV、電話、冷蔵庫、全ての部屋のコンセントまでが使用できるようになると知りました。
我が家はオール電化の為200Vの設備(エコキュート、RAYエアコン、IHコンロ、ロスガード)が使えないとしても、
断然ダブルスロー工事にするべきだと考え、急遽ハウスメーカー段取りの「家の外と家の中を繋ぐ専用コンセント」工事を中止し、
ダブルスロー工事を行ってくれる業者に連絡を取り話を伺いました。
話を伺うと、それは私の理想としている工事方法であり、業者の都合も合った為、なんと問い合わせから10日後には工事を完了しました。
※ダブルスローの工事費用は発電機を設置する場所までの延長コードの長さにもよるのですが、我が家は延長コード15m、発電機の4サイクルオイル、オイル計量器、20リットルガソリン携行缶、切替開閉器ボックスの鍵も用意して頂いて117,589円掛かりました。
※200V設備を使えるようにするには40万円以上する発電機に買い替える必要があったので、それは行いませんでした。
※100V設備を十分に使いたかった為、発電機を16iから29iに買い換えました。(129,500円掛かりました)
Q:ダブルスロー工事とは?
A:商用電力(東京電力等の一般家庭で使われている電力)と発電機の電力の2系統の電源を用意し、それらを切替開閉器により切り替えるこにより、商用、発電機どちらからでも配電盤に電気を送ることができるようにする工事です。
Q:停電の時、市販の発電機を家に接続するのは違法なのでは?
A:電気設備に関する技術基準を定める経済産業省令第61条(非常用予備電源の施設)によると、常用電源の停電時に使用する非常用予備電源(需要場所に施設するものに限る。)は、需要場所以外の場所に施設する電路であって、常用電源側のものと電気的に接続しないように施設しなければならない。という省令があります。
しかし、切替開閉器を電力メーターの二次側に取り付けることにより、商用電力と発電機からの電力は絶対に交わらない仕組みとなりますので、違法ではありません。
メリットは?
あなたの家がオール電化ではなく、ガスを使用しているのであれば、停電時に発電機の電力をダブルスロー設備から給電する事により、照明器具、TV、電話、冷蔵庫、全ての部屋のコンセント、ガス機器(お湯)、インターネット設備までもが使用可能となります。(発電機の作れる電力量に依存します)
※井戸もある場合は、停電時はポンプに電気が送れず水をくみ上げる事も出来ないと思いますが、この方式であればポンプにも電気が送られますので井戸水を汲み上げることも可能となります。
※オール電化の場合は200V設備があると思いますので、その場合は40万円以上するような発電機を接続しないと200V機器は仕様できませんが、それ以外は使用可能となります。(発電機の作れる電力量に依存します)
デメリットは?
ダブルスローにより流す電力が発電機となる場合は、その発電機の維持管理および発電機の騒音がります。
騒音の問題は結構大きな問題で、住宅密集地で使う場合、隣の家の人に一言断っておいたり、隣の家の冷蔵庫と携帯電話の充電分くらいの電力を提供しないと、夜間は苦情がでるかもしれません。
ダブルスローにより流す電力が自動車となる場合は、発電機よりも音が小さい事が考えられる為、隣の家に一言断らなくても問題とならないかもしれません。(ハイブリッド車の場合、取り出せる電力が100V1500Wだと思いますので、それをお隣さんに融通したら自分の家で使う分がなくなってしまいますよね・・・)
(工事前)家の電力メーター横の写真
(工事前)家の電力メーターの写真
(工事中)
家の電力メーターの二次側の電線を外して、切替開閉器(ダブルスロー)からの電線に交換している所
(工事完了)
切替開閉器(ダブルスロー)の取り付けが完了しました
※家の中の配電盤はなにも工事していません。切替開閉器を取り付ける際にブレーカーを落としただけです。
※取り付け作業自体は1時間も掛からなかったと思います。
※発電機の試運転、ダブルスローの動作確認まで含めても2時間は掛かりませんでした。
発電機からの電力を使用したい場合は、切替開閉器をガッチャンと切り替えて、繋いだ発電機からの電力を流せばOKです。
※家の中で使いたい家電を、専用コンセントにわざわざ繋ぎなおす必要はありません。※すごく便利!
切替開閉器(ダブルスロー)に専用延長コードを接続し、発電機に接続している写真です。29iの発電機ですので、29A用のコンセントに繋いでいます。
ポータブル電源
私は、停電対策として加島商事株式会社のSmart Tap PowerArQ ポータブル電源 626Whという物を所有しています。
この機種はもう生産終了品となっており、定格出力300W(最大500W)容量626Wh
購入当時2020年9月4日時点で66,000円(amazon価格)でした。
定格300W(最大500W)という事でしたので停電時に冷蔵庫を3時間は動かせるかと思っていましたが、
最大500Wではだめだったのか、冷蔵庫を起動させる事さえできませんでした。
※次にポータブル電源を買う時は、定格1500W(最大2000W)は必須だと思っています。
冷蔵庫は動かせないとしても、スマホの充電には十分すぎる物だと思います。
発電機
私は、停電対策としてHONDAの16iという発電機を持っていました、それは16A×100V=1600Wの電力が作れるものでしたが、
容量が少なかった事や、後に購入した自動車に同じクラスの100V1500Wコンセントが付いていた事から29iに買い替えました。
コードリールや延長コード
30m×1個(15A)←重さ8キロ!
延長コード10m×4本(12A)<電線が細い為、15A使えないみたい?
を所有しています。
延長コードは庭の芝刈り機を動かす際に日常的に使用していますが、
その他は、停電時に発電機から家の中に電気を引込むために使用する為に準備したものです。
このML807は電動工具で使う18Vのバッテリーを使えてとても明るいです。
USB充電ポートも1個あるので、スマホの充電ができます!
これ1個あるだけでかなり違うと思います。