月影からの刺客
月裂きの忍者
月影からの刺客
月裂きの忍者
メインの登場作品 「SFAG vs 紅月武者」
キャラクタークレジット:Syumai_giant
「某の忍術で、臓物を晒せ。」
ー 月裂きの忍者
フルネーム:曾根平 魚助
性別:♂
種族:猫又
年齢:不明
誕生日:不明
出身地:不明
所属:月裂き
好きなモノ:不明
嫌いなモノ:不明
怪異「紅月武者」に従う眷属の一人。
煙幕と身体能力を生かし、闇に紛れ敵を討つ。
闇に赤い目見えなれば、そなたの終わりと心得よ。
曾根平 魚助(そねだいら うおすけ)はかつて、とある百姓の下で飼われた猫であった。
収穫した米を狙うコソ泥ネズミの喉元を噛み砕いては、家主へと献上する日々。
「狩り」というものは自分の存在意義であると同時に、最高の娯楽でもあった。
家主の家が戦で焼かれ家主が死に、魚助は路頭に迷った。
狩りというものも得意で他の猫にも負けなしであったため、魚助がここら一帯の番長になるのもあっという間であった。
しかし魚助は楽しくなかった。自分が上であるのが大変面白くないのである。
魚助は欲しかったのだ。褒めてくれる飼い主。自分の功績を認めてくれる存在を。
魚助は家来から見上げられるのではなく、飼い主から見下ろされることを望んだのだ。
長い時が過ぎ未練か否か、魚助は妖怪「猫又」へと姿を変えていた。
満たされることのない日々。部下の猫たちが支えてしまう刺激のない日々。
その日々も終わりを迎える。紅月武者についに出会ったのだ。
その甲冑の圧倒に気圧された魚助は、紅月武者に頼み込む。
「それがしを配下にしとくれ」と。「そのためであれば魂の底を賭ける」と。
紅月武者はその精神を気に入り、御之神からの力が注がれた。
魚助はたいへん満足している。今に誇りを持っている。
長い旅の末ようやく、自分よりも強きものの下に付けたのである。
レンダーイラスト
(作:Syumai_Giant)