2026年7月21日 次回の研究会の情報を掲載しました。
2025年12月29日 HPを再構築し、公開しました。当面は、研究会の案内と過去のHPに掲載していた記録を中心に情報を更新していく予定です。
2026年度第1回研究会
〇日時:2026年7月25日(土)14時~17時
〇場所:東久留米市市民プラザ・プラザ会議室(「スペース105」ではありません。)
〇報告者:野々瀬浩司 様(慶応義塾大学)
〇テーマ:「1525年のシャフハウゼンにおけるブドウ栽培者ツンフトの反乱について」
会場は前回と同じ場所で、東久留米市市民プラザ・プラザ会議室(東久留米市役所内)になります。
以前会場としていた「スペース105」ではありませんので、ご注意ください。
https://www.s-seiun.co.jp/shisetsu/higashikurume/shisetsu/plaza.html
目的:何らかの形でスイスの歴史に関心を持つ人々の情報交換と勉強の場
主宰:森田安一(日本女子大学名誉教授)
研究会の日程:夏と冬の年2回程度
研究会の場所:多くの場合、東久留米市市民プラザ・プラザ会議室(東久留米市役所内)にて開催する
森田安一
スイス史という研究ジャンルが日本において成立するのか疑問を呈する向きもあろう。実際に中世史研究においては、スイス地域の農村を研究対象にしながらドイツの農村史研究としてしばしば扱われている。また、都市史においてもアルプス以北の都市としてドイツ都市とともに一括して論じられることが多い。たしかに中世においてはスイス地域は神聖ローマ帝国の版図内にあり、そうした扱いが理解できないわけではない。しかし、1291年の原初三邦による永久同盟以来、スイスは特異な国家形成の道を確実に歩みだした。16世紀にはマキアヴェリはその著書『政略論』においてスイスの特異な国家結合を指摘し、イタリアの国家形成の手本としうることを述べている。近代国家形成を論じるときにスイスを疎かにしてはならないことは明らかであるが、その国家を構成する都市・農村の各共同体も独特の歴史をもつことになる。
現代の20世紀においては、とくにスイスの独自性が至る所で指摘できる。ヨーロッパではECが政治同盟を展望しているなかで、スイスはヨーロッパ経済地域にも加わる姿勢を示していない。こうしたヨーロッパのなかにおけるスイスの独特な姿勢はその歴史に根ざしており、スイス史を研究する意味は少なくない。
国家形成史・政治史だけではなく、経済史、宗教史などの分野でも考える領域は多い。ただし、スイスはヨーロッパの中央に位置し、各国の歴史とは切り離して議論することはできない。その意味ではスイス史は研究する対象としてはやさしくはない。そこで研究状況の情報交換を主としながら研究会を開くことになった。興味をもたれる方の参加を待ちたい。(1993年5月15日)