当研究室では理論計算機科学、特に分散アルゴリズム理論(分散計算理論)の研究をしています。アルゴリズムとは計算機に問題を解かせるための計算手順です。分散アルゴリズム理論とは、互いに通信可能な多数の計算機に共通の問題を解かせようとするとき、どのような手順で計算・通信を行えば様々な問題を正しく解くことができるか、解ける場合にはどれだけ効率良く解けるか、ということを探求する研究分野です。ここでいう「効率よく」とは、以下の3つの計算量を小さく抑えることです。
時間計算量:問題を解くまでに要する時間
空間計算量:各計算機が用いるメモリ量
通信計算量:計算機間で発生する通信の量
研究成果についてはこちら をご参照ください。
当研究室では分散計算理論とは別に、ゲームAIの研究にも取り組んでいます。ボードゲームやビデオゲームの強力なAIプレイヤを作ることを目標とする研究です。この研究は教員自身もまだ取り組み始めたばかりで、教員・学生が切磋琢磨して日々研究に取り組んでいます。