それは、記憶の数々。今まで記された事象、そして、これから記される事象。感覚、感情、身体、肌、想像、踊り、または忘却。
これらを巡る、記憶ツアー。
生命はどのようにして誕生したのか。
私たちが人類と認識されるそのはるか昔、アメーバだった時代のさらに前から存在していたその球体は、今もなお、私たちを照らし、光を与え、生命を育てている。それを創り上げたのは、一体何なのか。生命の起源を辿れば見えてくるのか。
海に潜り、木に登り、土を掘り、火を燃やし、探し続ける。
手の届く範囲にそれがあるのではないかと、疑似・思考を重ね創り続ける。
眩しく輝く、太陽との交信を求めて。
直訳は、「崩れる円舞曲」、現代のアートはダンスに限らず、音楽や絵画など様々な分野が、あらゆる進化と退化、そして停滞を繰り返して、今に至る。
また、ワルツというのは音楽の世界では3拍子で演奏されることが基本であり、ダンスもそれに合わせて、必然的に3拍子の踊りとなることが多い。しかし、現代アートでは、ワルツでも3拍子やきっちりした形に捉われず、自分が見つけ出した確立したアートへと繋げる者も出てきた。良くも悪くも、今までのアートは長い時間をかけて変化している。そのようなところからインスピレーションを得た作品です。ダンスの起源や、個性の誕生・消滅、そして、「今に至る」ということがどういった出来事を引き起こすのか、お楽しみください。
若い力でイキ揚々と、そしていささかに大人っぽく。
冬のオーケストラを見て、思わず息が漏れるような作品。