ご挨拶
教授 小関 準
はじめまして、岡山大学薬学部 / 大学院医歯薬学総合研究科で構造情報創薬学分野に着任しました小関と申します。当分野は2026年9月に新設された研究室です。私は横浜市立大学 国際総合科学研究科で学位を取得した後、北里大学(薬学:3年)、大阪大学(医学:5年9か月)、名古屋大学(医学:4年3か月)、産業技術総合研究所(産業応用:2年5か月)と、多彩な分野と研究現場を渡り歩いてきました。そのため、薬学に限らず非常に多様な研究者との交流があり、異分野融合の共同研究を活発に行っているのが当研究室の大きな特徴です。
そのような環境で当研究室では、分子の『構造と機能』の関係性に着目し、コンピュータを用いた構造解析や分子間相互作用解析を通じた分子機能の予測、ならびに標的タンパク質の機能制御や分解を目指した分子設計に取り組んでいます。そのために、分子動力学計算や量子化学計算、位相幾何学的解析(トポロジカルデータ解析)を用いた解析をはじめ、AlphaFold 3、Boltz-X、DiffDock等を活用したタンパク質構造・複合体予測や、RFdiffusion、ProteinMPNNを用いた結合タンパク質設計など、多様な手法を駆使した創薬研究を行っています。さらに、必要に応じた新規創薬手法の開発研究にも注力しています。
このような研究を通じて、近年大きな社会問題となっている創薬標的枯渇問題を克服し、現在は創薬標的となっていないアンドラッガブルな疾患関連タンパク質をドラッガブルな標的へと変換し、あらたな可能性を切り開くことができればと考えています。
所属学会
日本薬学会、日本化学会、日本癌学会、日本蛋白質科学会、情報計算科学生物学会、日本分子生物学会