STRATUM(ストレータム)はiOS, iPadOS用のスリットスキャンカメラアプリケーションです。
iOS13以降のiOSデバイスで簡単にハイクオリティなスリットスキャン映像を撮影できます。
特徴
四種類のスリットパターンとリバーススキャンで八種類のスリットスキャンが可能です。
シャッターボタンをタップすると写真を撮影します。
シャッターボタンを長押しするか右にドラッグすると録画を開始します。
ハイスピードカメラ搭載機種では240 ~ 1 FPSでの撮影が可能です。
スライスサイズ(短冊の数)はおおよそ500枚前後まで設定可能です。(*1)
マニュアルフォーカスロック、露光調節
パフォーマンスアートやインスタレーション用に外部ディスプレイ用アウトプットを搭載しています。
撮影した写真や映像をアプリ内でプレビューできます。
オーバービュー
スリットスキャンとは、実際にアナログのカメラで撮影するには細い切れ込みを入れた紙などをカメラのレンズの前に装着し、露光時間を長くしてスリットと垂直方向等に動かすことで異なった時間の感光を1枚の写真に撮影するテクニックです。
厳密にはストレータムはスリットスキャンのようにカメラの前にスリットを装着するのではなく、デジタルで撮影したデータをメモリに蓄積し、任意の方向にスライスし、フレームごとに合成してリアルタイムに撮影します。
近年のモバイルデバイスの目を見張る発展により、ストレータムはiOS搭載の240FPS(*1)ハイスピードカメラのFHD映像を約500枚蓄積し、60FPSの高フレームレートで一度に500枚の写真を合成し撮影する事ができるようになっています。
スペック
ストレータムはデバイスごとにできるだけ無理のない処理を施すためにデバイスによって合成レートや合成画像のサイズに制限を設けています。合成レートは撮影レートとは違います。ハイスピード撮影可能な機種であればいずれも240FPS撮影は可能です。(*2)
iPhone7では合成レート30FPS,540p
iPhoneXSで30FPS,720p
iPhone11で60FPS,1080p
GPUファミリーで制御しています。
A13でFHD1080p,60FPS録画
A11,A12でHD,30FPS録画
A10で540p,30FPS録画
注釈
*1
スライスサイズは空きメモリの容量に応じて自動的に調整されますが、
iPhone7でも他のアプリケーションがバックグラウンドで膨大なメモリを確保し続けていない限り最大枚数(500枚前後)まで余裕を持って確保できます。もしスライスのサイズが小さいときは一度ホームに戻ってメモリを消費していそうなアプリケーションを終了してから再度撮影してください。
ストレータムがバックグラウンドに入るときにはスライス用のメモリは開放されます。
*2
スペック制限はMetalGPUFeatureSetによって制御されています。
var refreshRate : Int { if device.supportsFeatureSet(.iOS_GPUFamily5_v1) { return 60 }else{ return 30 }}let sizeW : Int = { if device.supportsFeatureSet(.iOS_GPUFamily5_v1) { return 1080 }else if DKUtils.device.supportsFeatureSet(.iOS_GPUFamily4_v1) { return 720 }else{ return 540 }}()
let sizeH : Int = { if device.supportsFeatureSet(.iOS_GPUFamily5_v1) { return 1920 }else if DKUtils.device.supportsFeatureSet(.iOS_GPUFamily4_v1) { return 1280 }else{ return 960 }}()
スリットスキャンについての動画など