現代の物理学において、統計力学と量子力学は互いに深く浸透し、ミクロな電子や原子の振る舞いからマクロな現象までを記述する不可欠な基礎を形成しています。通常、これらは独立した分野として扱われがちですが、その誕生や基礎づけの過程を辿れば、両者は密接に補完し合う関係にあります。事実、量子力学の端緒となったプランクの公式の導出において、統計力学的な手法とエネルギーの量子化の概念は不可分な形で結びついていました。近年、多体系における相転移や臨界現象、あるいは非平衡系におけるダイナミクスなど、統計力学と量子力学が交差する領域において、新たな物理的諸相が次々と明らかになっています。場の理論的なアプローチや数値計算手法の深化により、複雑な多体効果がもたらす普遍的な構造の理解は大きく進展しましたが、その本質的な探求には、いまだ多くの課題が残されています。本研究会では、このような問題意識のもと、理論・数値計算により物理学の基礎を追究する研究者が集まり、統計力学・量子力学のこれまでの歩みと今日的なあり方について議論を行います。皆さまのご参加をお待ちしております。
6月13日(土)13:30-17:30 (解錠11:00-14:00)
オンサイト:九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館D315
オンライン:Zoom (参加登録後にzoomリンクをお知らせします)
伊都キャンパスへのアクセス:https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/ito/
九大学研都市駅⇔九州大学バス時刻表:時刻表.pdf
ウエスト1号館入口からD315室までの案内図:案内図.pdf
11:00 開場(解錠時間11:00-14:00)
13:25-13:30 (5分) 開会挨拶 村島隆浩(東北大学)
13:30-14:00 (30分) 中村 正明(愛媛大学)「レベルスペクトロスコピーから広がる物理: トポロジー・アノマリー・対称性の観点から」
14:00-14:30 (30分) 用松 大希(九州大学)「次近接相互作用のある S=1/2 XXZ 鎖における対称性と量子ダイナミクス」
14:30-14:50 (20分) 休憩
14:50-15:20 (30分) 坂井 徹(兵庫県立大学)「Haldane conjecture 周辺の話」
15:20-15:50 (30分) 桂 法称(東京大学)「隠れた SU(2) 対称性をめぐって:レベルスペクトロスコピーから量子多体傷跡状態まで」
15:50-16:10 (20分) 休憩
16:10-17:10 (60分) 野村 清英(九州大学)「統計力学と量子力学とゆらぎ 」
17:10-17:15 (5分) 閉会挨拶 福田順一(九州大学)
17:15-17:30 片付け
※終了後、懇親会
福田順一(九州大学)
村島隆浩(東北大学)
村島隆浩(東北大学)murasima@cmpt.phys.tohoku.ac.jp