『一般社団法人 枚方市介護支援専門員連絡協議会』は令和6年4月1日に設立し、無事に1周年を迎えることができました!
これもひとえに、会員の皆様をはじめ、関係各位のご支援の賜物と心より感謝しております。本当にありがとうございました。
この1年間の法人運営を振り返り、初めての経験や不慣れなことも多く、至らぬ点もあったかと思います。皆様方にはご不便をおかけしたことと反省しております。
昨今の介護支援専門員を取り巻く社会情勢として、まず一つ目として高齢者人口割合の増加があげられます。2040年には高齢者が全人口の約35%を占めると予測されています。
二つ目としては人材不足です。高齢者人口の増加に伴い、介護保険サービスの利用者数も増えていますが、それを支える介護支援専門員や介護サービス従事者は不足しとぃます。
また、介護支援専門員の高齢化も進んでおり、40歳未満の介護支援専門員が減少傾向にある中、60歳以上の介護支援専門員が全体の3割と増加傾向にあります。
三つ目として、高齢者が抱える課題や生活支援は多様化・複雑化してきている中、ケアマネジメントの在り方を考えるにあたり、介護支援専門員の業務範囲外と考えられる業務(ケアマネのシャドーワーク)による負担が大きいことです。
こういった情勢を踏まえ、昨年度に法人化をし、持続可能な組織づくりを進めてまいりました。また、アンケートによる枚方の介護支援専門員の実情を調査・分析し、会員の皆様にとって有益になる研修会の開催や広報誌やホームページ、SNS等による情報発信を行いました。
介護支援専門員の業務の効率化・生産性向上の支援について、昨年度より、ICT勉強会「枚方タダスク」を開催し、継続して支援を行っています。今年度も引き続き開催していく予定です。また、今年度は各関係団体と協働して、ケアプランデータ連携システムの普及活動や伴走支援を行っていきます。
委託事業について、法人格を得ることによって行政等からの委託事業を受けることができるようになりました。今後は事業等の幅を広げていくことも検討していきます。
今後とも、会員の皆様のニーズに応え、社会に貢献できるよう理事・役員一同、日々努力してまいります。
今後とも、変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和7年5月23日
一般社団法人 枚方市介護支援専門員連絡協議会
会長 北浦 弘志