実行委員会企画

ミニシンポジウム

分子が切り開く動植物の適応進化

企画者: 本庄三恵(京都大学)、工藤洋(京都大学)

企画要旨

シーケンス技術や分子生物学による機能解析の進展により、種間や集団、個体間の違いを、原因遺伝子やその機能のレベルでも解析することが可能となってきました。実験室内で得られたモデル生物での知見が、非モデル生物に適用できるようになることで、遺伝子レベルでの研究が種生物学のような野生生物を扱う分野でも可能となりつつあります。本シンポジウムでは、生物が新たな環境に適応進化することを可能にした原因遺伝子の発見やシロイヌナズナとその近縁の野生種を用いた適応進化研究の最先端を行くお二人にご講演していただきます。今後の種生物学研究が、どのように植物の遺伝子機能や分子機構に迫れるのか展望と課題について議論します。


プログラム

16:00-16:05 趣旨説明 

本庄三恵(京都大学)

16:05-16:45 「トゲウオから探る生活史の収斂進化の鍵遺伝子」

石川麻乃(国立遺伝学研究所・兼任東北大学

16:45-17:25 「シロイヌナズナ近縁種のゲノム情報を利用した適応進化の解析」

清水健太郎(チューリッヒ大学・兼任横浜市立大学

17:25-17:40 総合討論