第38回静岡県作業療法学会
終了のご挨拶
拝啓
この度は、第38回静岡県作業療法学会の開催にあたり、多大なるご協賛、ご後援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。皆様のご支援のおかげをもちまして、本学会は6月14日・15日の二日間にわたり、アクトシティ浜松にて盛況のうちに全日程を終了することができました。
二日間で一般市民を含め500人を超える方々にご参加いただき、活発な情報交換や熱心な議論が行われました。各演題発表、教育講演、シンポジウムなど、企業展示など、それぞれの企画において、参加者が熱心に耳を傾け、積極的に意見を交わされている姿を拝見し、本学会が皆様にとって有意義な場となったものと確信しております。
本学会のテーマは「継往開来(けいおうかいらい)」~受け継ごう先き往く人の知恵を、新たに開拓しよう未来への作業療法~といたしました。このテーマには、先人である作業療法士が築いてきた知識・技術・想いを次世代に継承するとともに、新しい時代に合わせた作業療法を開拓していこうとの思いが込められております。講師による実技や事例を含んだ臨床に即した教育講演、また過去最多となる52演題の一般演題発表、企業展示・発表など、参加者の活発な意見交換やアイデアの発信を通じて、新しい時代に合わせた作業療法の開拓に向けた大きな一歩を踏み出せたことと存じます。 また、本学会を通じて「会感謝」というメッセージもお伝えしたいと存じます。これは、皆様との出会い・協力に感謝したいとの意味が込められており、皆様のご理解とご協力なしには、本学会を成功させることはできませんでした。改めて深く感謝申し上げます。
本学会で得られた学びや刺激を胸に、今後も私たちがそれぞれの臨床現場で活かし、地域社会の保健、医療、福祉の向上に貢献できるよう一層邁進していきたいと思います。
末筆ではございますが、貴社(貴団体)の益々のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
敬具
第38回静岡県作業療法学会 学会長 秋山尚也 (一般財団法人芙蓉協会 聖隷沼津病院)