独自開発したエリプソメトリー 顕微鏡
情報学と工学を融合させた、独自の着想にもとづいたセンシングシステムやデバイスを設計・開発・計測しています。
界面とは、物質が出会って相互作用する場所であり、液体の表面や2つの固体材料の接合部を思い浮かべることができる。これらの境界は、しばしばシステム全体の挙動を支配する。 したがって、界面における現象を解明することで、化学反応から生物学的プロセスまで、あらゆるものに対する新たな洞察を解き明かすことができる。これは、エレクトロニクス、化学、生物学、工学における大きな進歩を可能にする鍵である。しかし、界面界面における現象はナノスケールであり、その特性は分子の単一層でも大きく異なります。界面の現象を理解するのは、分子レベルでの解明が不可欠なのです。
私たちは界面の現象を解明するのため、独自の着想にもとづいたセンシングシステムやデバイスを設計・開発しています。例えば、ナノスケールの動的な流体現象や表面の吸着膜をリアルタイムに可視化できるエリプソメトリ顕微鏡(左図)を開発しました。独自開発したセンシング技術を用いて、これまで困難であったナノスケールの界面の現象を解明し、より効率的な触媒やエネルギー材料の開発、高度な生物医学センサーや薬デリバリーシステムの構築、超低摩擦の実現、半導体製造の次世代技術であるナノインプリント・リングラフィーの産業化に向けての貢献を目指しています。
物理の限界を超え、次世代なイメージング技術を開発しています。
計算イメージングは、計算アルゴリズムとイメージング・システムを組み合わせることで、従来のイメージング手法よりも多くの情報を抽出する次世代なイメージング技術です。最先端の光学と情報科学を融合させて、物理の限界を超え、超解像イメージングや超薄型レンズレスカメラ(レンズのないカメラ)の実現は可能です。
左側は自作レンズレスカメラの例で、レンズの代わりにマスク(こ例は透明な両面テープ)を使用しています。撮影した画像はぼやけたが、情報処理技術を用いることで、元の画像を復元することができます。私たちは計算イメージングなどの情報処理技術と組み合わせることで革新的センシング技術の創出するを目指しています。