日本語教師を目指す皆さんへ
創価大学文学部は、日本語教師を目指す学生のために「日本語教育プログラム」を開いています。日本語教員を目指す上で基礎的な知識をカバーできる「日本語教育(基礎)プログラム」と、より本格的に学習したい人のための「日本語教育(応用)プログラム」があります。(基礎)→(応用)と進むため、まずは基礎プログラムから始めると良いでしょう。プログラム登録をし、規定の単位を修めたら、基礎プロでも応用プロでもどちらでも、特修プログラム修了証を発行します。
1.日本語教育(基礎)プログラム
対象:全学部対象
単位:プログラムの26単位を取得
(必修6科目+選択必修3科目+選択4科目を取得)
2.日本語教育(応用)プログラム
対象:文学部言語文化メジャーの学生
単位:演習(ゼミ)を含んで、プログラムの45単位を取得
(必修6科+選択必修3科目+選択4科目+ゼミ4科目+他7科目)
注1)上記のプログラムは、2024年度入学生、2025年度入学生に適用されます。2026年度から、また、変更が生じますのでご注意ください。
注2)「日本語教授法演習」「日本語教育実習」は履修制限があります。「日本語教授法演習」は必修科目が終わった学生が受講できます。「日本語教育実習」は「日本語教授法演習」が終わった学生が受講できます。
注3)応用プログラムが指定する演習(ゼミ)は表内の5つのゼミを指します。
注4)選択4科目は選択必修の余った科目の中から選択しても構いません。
何年次にスタートするかによって、差が生じますが、1年次にスタートすると想定します。まず、「日本語教育概論Ⅰ、Ⅱ」から取って下さい。「概論」とは「イントロダクション」のことですから、日本語教育の全般について幅広く紹介していきます。次に、“知識系”の授業でしっかりと日本語知識を養って下さい。「日本語を教える」と言っているのに、文法も音声もわからない、語彙や表記も間違える、話し方も分析できない、ような人が何を教えるのでしょうか?まずは、しっかりと日本語知識を身につけて下さい。そして、その後に「日本語教授法Ⅰ、Ⅱ」「日本語教材研究Ⅰ、Ⅱ」のような“プレゼン系”の実践的な科目へ進んで欲しいです。このモデル以外にも様々な履修方法があるでしょうが、願わくば“日本語知識系”から“プレゼン系”へ進んで行くのが効果的でしょう(色付きのところだけで「日本語教育(基礎)プログラム」は修了です)。
速成は望ましくはありませんが、留学などの希望もあると思います。2年間で13科目26単位を終えることは可能です。3年次に、マカオ大学や湖南師範大学などへ留学兼インターンシップ(日本語の授業の補助をします)に行ってもいいでしょうし、それ以外の他の国へも、海外留学へ行くことは大いに推奨します。先方での単位互換も想定して、計画を組むと良いでしょう(色付きのところだけで「日本語教育(基礎)プログラム」は修了です)。
「国語教員になりたい。日本語教師になるわけではないが、日本語教育の素養も身につけておきたい」というタイプの人には、国語教職課程と被りのある*の付いた科目を中心に単位を取っていくという方法もあります。国語教職の「国語学」分野の必修科目として「日本語学概論Ⅰ」「日本語学概論Ⅱ」があり、それ以外の*の科目も「国語学」分野の選択必修科目になっています。国語教職の科目と被っていない日本語教育プログラムの必修・選択必修の科目を抑えながら、26単位を取得していきます(色付きのところだけで「日本語教育(基礎)プログラム」は修了です)。