海洋教育は学校教育の課程に、教科教育のように大きなまとまりとして存在しているものではありません。海が多様な生物を育むように、海の学びは科学・水産・地域・環境・政治など多様な要素を内包し、海の様々な海流が大きな循環につながるように、それらの要素は海洋教育としてつながっていきます。
しかし、必要不可欠のものとして人々に受け止められているかというと疑問です。それでも海はそばにあります。景観、レジャー、水産、海運、探索、資源など様々な言葉とともに海と海がもたらすものは私たちの生活と共にあります。今一度、この令和の時代に多くの人々が、海がそばにある時間・空間を思い出すきっかけとして、本大会では多様な海の学びの在り方とそれがつなぐ分野や人とつながることができる、普段何気なく見ている海の向こう側にある(Trans Ocean)つながりを意識する大会にしたいと思います。