人材育成
人材育成
データ駆動型材料科学の人材育成プログラム
本研究会では、データ駆動型材料科学に関する人材育成を目的とした学習カリキュラムを作成中です。
現時点で公開可能な情報として、学習カリキュラム概要と講師に関する情報をご紹介します。
詳細については順次更新し、今後も内容を拡充していく予定です。
学習カリキュラム概要および 講師
データ駆動型材料科学を担う人材は、個別の手法を知るだけでなく、その全体像を把握したうえで、「データをつかう」「データをつくる」「データをためる」という各要素を適切に理解することが必要です。
本研究会では、これらを体系的に学べるよう、以下の学習カリキュラムを作成しています。
※ 作成中のため、変更となる可能性はあります。今後も拡充予定です。
全体像を把握する
実験・データ科学・シミュレーションを横断的に捉え、その意義と相互の関係性を理解することで、
データ駆動型材料科学の思考の枠組みを身につけることを目指す。
物質・材料研究機構 (NIMS) 主幹研究員
2011年に東京大学の修士課程を終了後、社会人博士号 (工学) を取得。
NEC中央研究所、University of Maryland、JST-さきがけ、産業技術総合研究所 (AIST) などを経て現職。2021年からJST-CREST代表者としてデータ駆動材料科学の研究に従事。
関連リンク:https://samurai.nims.go.jp/profiles/iwasaki_yuma?locale=ja
データをつかう
実験やシミュレーションで得られたデータを価値に変える手法とその意義を理解し、
材料設計におけるデータ活用の素養を身につけることを目指す。
明治大学 理工学部 応用化学科 教授
データ駆動型材料科学研究会 理事
2011年東京大学にて博士 (工学) 取得。
東京大学助教、明治大学専任講師、明治大学准教授を経て現職。
2015年化学工学会研究奨励賞、2023年Symposium Award in International Congress on Pure & Applied Chemistryなどを受賞。
関連リンク:https://datachemeng.com/
データをつくる
シミュレーションや自動化ハイスループット実験によってデータを生み出す手法とその意義を理解し、
材料設計におけるデータ生成の素養を身につけることを目指す。
千葉工業大学 工学部 応用化学科 教授
九州大学にて博士 (理学) を取得後、東京大学・日本学術振興会特別研究員、岐阜大学助教、名古屋大学助教を経て、千葉工業大学に着任。専門は計算化学であり、その理論と手法を基盤として材料科学分野の研究・教育に従事。
学部から大学院に至る幅広い教育経験に加え、これまでに企業向けセミナーや研修の講師を務め、さらに 若年層向けの科学教室や教育プログラムにも携わってきた。専門性に基づく知識を、受講生の興味や関心に応じてわかりやすく伝えることに努めている。
関連リンク:https://yamlab.jp
(株) Preferred Networks リサーチャー
株式会社東芝/東芝エネルギーシステムズ勤務ののち、東京大学 工学系研究科 機械工学専攻にて博士 (工学) を取得。筑波大学 数理物質系 研究員、信州大学 先鋭材料研究所 助教を経て、2025年4月より現職。
自然科学研究機構 分子科学研究所 教授
2011年東京大学にて博士 (理学) 取得。
東北大学助手、日本学術振興会特別研究員、東北大助教、
東京工業大学特任講師、科学技術振興機構さきがけ専任研究員、
東京工業大学助教・准教授、東京大学准教授を経て現職。
東京大学 理学系研究科 化学専攻 准教授
2019年に京都大学にて博士 (理学) を取得。
東京工業大学 一杉・清水研究室にて研究員、特任助教を務めた後、
一杉太郎教授の東京大学への異動に伴い、同大学に特任助教として着任。
現在、同大学准教授として研究・教育活動に従事。
データをためる
実験やシミュレーションで得られたデータを蓄積・管理・共有する手法とその意義を理解し、
材料設計におけるデータ取り扱いの素養を身につけることを目指す。
信州大学 アクア・リジェネレーション機構 教授
データ駆動型材料科学研究会 会長
2002年東京大学にて博士 (工学) 取得。
東京大学研究員、東北大学助教、九州大学教授、物質・材料研究機構ユニット長などを経て現職。2021年日本コンピュータ化学会学会賞、2025年化学工学会研究賞などを受賞。