最終更新:2024.11.19
こちらは「SNS Master 2」に関するページです。
SNS Master 2は、SNSのリテラシー向上を目的に開発されたアナログ版のボードゲーム教材です。
図1. 配置イメージ画像
「SNS Master」は 2023 年に日本で生まれました。
カードゲーム形式でもあるこの教材を活用することで、楽しみながらSNSのリテラシーを高められます。
ゲームの参加者は、あるSNSでコミュニティを運営するチームです。
コミュニティが参加しやすい雰囲気を作ることで、新しい仲間(職業カード)を獲得できます。
仲間が多くなると、あなたの投稿が多くの人に認知され、コミュニティへの参加者も増えます。しかし、仲間が少ないと投稿が目立たず、コミュニティの仲間を増やすのが難しくなります。仲間を増やすためには、良い投稿には積極的に良い反応を、問題のある投稿には適切に声をあげることが重要です。
SNSを使いこなして、「SNS Master」を目指しましょう!
SNSを効果的に活用して、全ての職業カードをコミュニティの仲間にすることが目標です。
参加者の中で最もSNSを上手に使いこなせた人は「SNS Master」として称賛されます!
投稿カード(全40枚)
実際のSNSで投稿されているような内容を示すカードです。例えば、自分の気持ちや好きなものについての投稿があります。しかし、嘘の内容や誰かを傷つけてしまうかもしれない投稿も含まれています。
反応カード(全5枚)
投稿された内容に対して、プレイヤーの反応を示すためのカードです。それぞれの反応カードを選択した場合には、表のとおりに行動します。例えば、コメントなら投稿に対して感想を言います。
いいね:共感する
共有:投稿を読み上げる
コメント:投稿に対して感想を言う
問題あり:投稿の問題点を言う
何もしない:何もしない
職業カード(全24枚)
条件を満たしたときに、職業カードを獲得できます。職業カードを獲得するためには、トークンをカード左下に書いてある数と交換する必要があります。
職業トークン(全20個)
内容物の色はランダムです。
ゲーム内ではプレイヤーの影響力を示します。1人あたり最大で5個まで所有できます。6個以上は所有できません。
図2. 各コンポーネントのサンプルイメージ
人数に合わせて使用するカードとトークンの数を調整します。
4人:全てのカードとトークンを使います。
3人:投稿カード10枚と職業カード6枚、トークン5個を抜きます。これらのカードは使用しません。
2人:投稿カード20枚と職業カード12枚、トークン10個を抜きます。これらのカードは使用しません。
2人または3人の場合は、使用するカードをランダムに選択します。
図1の配置例を参考にして投稿カード、反応カード、職業カード、トークンを配置します。投稿カードはすべて表面(画像が書かれている面)を表にして重ねておきます。
各プレイヤーは初期トークンである2トークンを所有した状態からゲームスタートです。
SNS歴が長い人から時計回りにゲームを進めます。
投稿者:投稿カードを読み上げる人です。
反応者:投稿に対して反応する人です。
問題行動:実際のSNS上で問題になる可能性が高い行動です。このゲームでは、通常の投稿に問題だと指摘したり、問題のある投稿に同調したりする行動を言います。皆さんの反応がだれかを傷つけてしまっているかもしれないと思うことが重要です。
このゲームの投稿は通常投稿と問題投稿の2種類に分かれています。
通常投稿:実際のSNSで投稿されても問題になりにくい投稿です。投稿カードの裏面の上下に青い線があります。
炎上投稿:実際のSNSで投稿されたら炎上する可能性が高い投稿です。投稿カードの裏面の上下に赤い線があります。
実際のSNSでは、投稿に対して何らかの行動ができます。このゲームでも同じように行動でき、投稿に適切に反応することが重要です。
反応カードは全部で5種類あります。例は図2をご覧ください。 それぞれの反応カードでは、得られるトークンの数が異なります。
以下の表は投稿と反応の関係を示しています。負の値になっている組み合わせが問題行動にあたります。
いいね(1): 通常投稿(+1), 炎上トークン(-1)
共有(1): 通常投稿(+2), 炎上トークン(-2)
コメント(1): 通常投稿(+3), 炎上トークン(-3)
問題あり(1): 通常投稿(-3), 炎上トークン(+3)
何もしない(1): 通常投稿(0), 炎上トークン(0)
自分の番になったら投稿者、それ以外のプレイヤーは反応者として振る舞います。
投稿者はカードを投稿します。山札の一番上の投稿を読み上げます。このとき、カードの裏面を反応者に見せないようにします。
反応者は読み上げられた投稿に、どう反応するのかを考えます。(早く決まっても、反応を教えてはいけません。)このとき、全員が決まるまで待ちましょう。
すべての反応者が反応カードを考え終わったら、同じタイミングで反応カードを指で差します。
それぞれの反応者は反応カードに書かれている内容を実行します。(例:「共有」なら投稿を読み上げる。)
投稿者は投稿カードを裏返して、必要であれば解説を読み上げます。その後、トークンを1つ獲得します。
各反応者は問題行動かを確認します。p. 10を確認ください。
通常行動をした場合は反応カードに書かれているトークンの数だけトークンを獲得します。ただし、最大で所有できるトークンの数は5個です。詳細はp. 10を確認してください。
問題行動をした場合はペナルティが科されます。p. 13を確認してください。
すべてのプレイヤーが職業カードを獲得できる機会です。投稿者から時計回りにスタートします。1ターンに獲得できる職業カードの枚数に上限はありません。詳細はp. 14を確認してください。
ゲームが終わったかを確認します。p. 14を確認してください。
1人のプレーヤーのターンは終了です。時計回りで次の人が投稿者です。p. 11の手順1から再開します。
問題行動をした場合にはペナルティが発生します。
ペナルティは現在持っているトークンの数や職業カードの枚数によって異なります。次の順番でルールをチェックして決めます。
トークンが1個以上の場合は、反応カードに書かれているトークンの数だけトークンを減らします。持っているトークンよりペナルティが多くなる場合は、手持ちのトークンは0個になります。
持っているトークンが0個の場合は、職業カードを1枚選んで元に戻します。
トークンも職業カードも持っていない場合は、ペナルティは発生しません。
もしすべての職業カードを獲得できていればゲームクリアです。p. 15を参照して、SNS Masterは誰かを確認してください。
もし投稿カードをすべて使ったら、ゲームオーバーです。
プレイヤーは各ターンに1回ずつ職業カードを獲得できます。
職業カードを獲得するには、職業カードに記載されているトークンの数だけ自分のトークンを消費する必要があります。例えば、以下の職業カードを獲得するには、2個のトークンを消費する必要があります。
ゲームの結果には協力の成否(すべての職業カードを獲得したか)と個人の勝敗の2種類あります。ただし、個人の勝者を示す「SNS Master」は協力成功の場合のみ決めます。
協力が成功したら、「SNS Master」を決めます。SNS Masterは基本的に1人ですが、場合によっては複数人になることもあります。次の順番でルールをチェックして決めます。
職業カードを一番多く持っている人
トークンが一番多い職業カードをたくさん持っている人
どちらのルールも当てはまる人
2つ目のルールでも複数人が同じ条件だった場合、ここで決着です!
複数人がSNS Masterになることもあります。