帽子をつくる人 帽子をとどける人 帽子をうけとる人 みんな笑顔に
スマイルは抗がん剤治療中の方に帽子を贈る活動をしているボランティア団体です
スマイル(本部:群馬県前橋市)は、指定難病(全身性強皮症)の治療を続ける桃井里美さん(群馬県在住)が、「病気で仕事ができなくなっても誰かの役に立ちたい」と、手編みのニット帽を、ケア帽子を必要とするがん患者さんにプレゼントしたことから始まりました。
6年目を迎えたスマイルは10都道府県50名の会員(2021年5月末現在)、会員は北海道から福岡まで。関東圏が多いです。群馬以外では千葉県が5人。神奈川県3人、東京都、埼玉、福岡、京都、愛知は各2人、北海道、奈良に各1人。2020年の寄付数は2926個。群馬(1827)中部(710)福岡(157)京都(232)
帽子を受け取られた患者さんから「帽子と一緒に元気をもらえた」「優しさに救われた」「新たにエネルギーがわいて前向きになれる」など、たくさんのメッセージをお寄せいただいています。代表の桃井さんは群馬パース大学や群馬大学附属病院などでの講演もしていらっしゃいます。
会員はすべてボランティア。帽子を作る人も病院に届ける人もボランティアです。
桃井さんの記事が全国紙に掲載されたこともあり全国から毛糸が届けられているので、その毛糸で帽子を編んでいます。(布は購入している為、購入資金が必要なので補助金や寄付金を当てています)
代表は2013年、難病の自宅療養中に群馬大学病院の外来化学療法センターの患者さん向けにニット帽子を寄付。帽子を受け取った患者さんのメッセージカードを通して、どんな帽子が必要とされているか看護師さんと相談を重ね、季節や用途に応じて仕事や外出にかぶれる帽子を作り、2年半で500個を提供。帽子作りが難病患者の自尊心の回復や自己有用感につながると感じ、活動を広めたいと考え、2016年1月に「まえばし市民提案型パートナーシップ事業」の福祉助成金に応募。SIEN2様より10万円の助成を受けてスマイルを立ち上げる。1年目の会員は6人、群馬大学病院に345個を寄付。
2年目となる2017年は寄付先を9病院に拡大。
前橋赤十字病院、太田記念病院、渋川医療センター、伊勢崎市民病院
群馬中央病院、高崎総合医療センター、桐生厚生病院、足利赤十字病院
上毛新聞(6月)、毎日新聞(12月)で活動を紹介されると、全国から毛糸の寄付があり、入会申し込みも相次ぎ、会員は24人に。年間1471個の帽子を寄付。
2018年は全国紙(読売新聞夕刊)で活動が紹介され、会員は32人に。(会員の半数近くは、難病、がんなどの患者で治療中。県外会員6人)サポーター会員7人。寄付先は、伊勢崎佐波医師会病院、済生会前橋病院、藤岡総合病院が加わり、12病院。
平成30年度共同募金前橋市会の配分金5万円の助成を受け、年間1896個を寄付。
2019年は平成31年度共同募金前橋市会の配分金5万円、学生協社会貢献活動支援制度から3万円の助成を受ける。
同年10月、寄付帽子の数が5000個を突破。上毛新聞の取材(12月)を受ける。
名古屋市に中部支部が発足し、11月から地元の医療機関へニット帽子の寄付が始まる。
2020年6月、福岡県九州がんセンターへの寄付が始まる。
寄付先は現在18病院。
6月、福岡支部発足。九州がんセンターへの寄付が始まる。
11月、京都支部発足。滋賀医大病院」への寄付が始まる。
寄付先は、医療機関20、相談機関1。