招待講演 1

【講演者】

神林 崇先生

【ご所属】

筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構

【講演のタイトル】

ナルコレプシー研究の変遷:オレキシン発見の前後

【講演の概要】

オレキシンが発見される前には、ドーパミン神経系の微細な障害がナルコレプシーの原因では無いかと想定されていた。オレキシン神経が発見されて、その脱落がナルコレプシーの原因であることが明らかとなり、生化学的な手法により確定診断も可能となっている。脱力発作の有無による差異、併存していた代謝の問題等も機序は明確になりつつある。オレキシン神経系の脱落の原因はまだ不明であるが、詳細な遺伝学的、免疫学的な検討が続けられており、いずれは解明されるのであろうか・・・