日程:2025年 10月 29日(水)~ 31日(金)
会場:秋田大学 手形キャンパス(対面開催.教室など詳細情報は参加者にメールにて連絡いたします.)
幹事:新屋良磨(秋田大学 数理科学コース)
*本研究会は科研費基盤研究(C)「正規言語の近似理論の深化と応用」(課題番号 25K14982)の支援を受けています.
新屋良磨 (秋田大学 助教)
洞 龍弥 (東京大学 博士課程)
市川航士郎 (名古屋大学 修士課程)
竹内 泉 (産総研 研究職)
佐藤弘崇 (ZEN大学 教員)
近藤亮介
上村太一 (名古屋大学 特任助教)
金 相佑 (東京大学 博士課程)
安部達也 (千葉工業大学 上席研究員)
湯山孝雄 (ZEN大学 講師)
佐藤拓海 (名古屋大学 修士課程)
鴨 浩靖 (奈良女子大学 准教授)
井上裕介 (名古屋大学 助教)
佐藤雅彦 (京都大学 名誉教授)
照井一成 (京都大学 准教授)
小鳥居 祐香 (広島大学 准教授)
クマ出没多数の秋田までわざわざお越しいただき,
本当に,本当にありがとうございました!(新屋)
聴衆の反応を踏まえつつ,幹事(新屋)の独断と偏見に基づいて以下の講演に発表賞を与えました.
発表賞には賞品として「現代思想2023年7月号 特集=〈計算〉の世界」を授与いたしました.
洞 龍弥 (東京大学 博士課程) 「オートマトンのトポス」
以下はSLACSのベースサイトの冒頭からの抜粋です。
「SLACS(スラックス)は,記号論理学と情報科学の境界領域に関する研究発表・研究討論の場を提供することを目的にして開催されている研究集会です.1985年1月に第1回が開催されて以来,毎年1回のペースで開催されています.SLACS は,堅苦しい研究会ではなく,その年の幹事を中心とした参加者自らの手作りによるフレンドリーな雰囲気を持った集会です.気軽に発表できる場ですから,研究が進行中の話題を持ってきて議論したり,学生さんが発表する場としても適当です.もちろん,発展を続けるこの分野の最先端の研究テーマに関する発表も数多く聞くことができます.参加者の資格は問いませんので,原則として,どなたでも講演発表・聴講いただけます.発表はごく少数の例外を除いて日本語です.」
最終日午後「未解決問題共有セッション」を開催予定です.こちらはJST数学領域未解決問題ワークショップからインスパイアされたもので,SLACS参加者が記号論理学・情報科学に関する未解決問題を持ち寄って皆で議論する場にしたいと思います.以下,JST未解決問題WS HPの冒頭からの引用です.
「本ワークショップではJST数学関係領域の研究者から「自身またはグループの研究を進めるために解決できれば嬉しい数学に関連する未解決問題」を募集し、研究領域や専門分野を問わず参加者全員でそれらの解決を目指します。同じ未解決問題に立ち向かおうと共闘することにより、新たな研究仲間やコミュニティの創造を後押しし、数学系領域全体としての問題解決力の向上および将来の共同研究や融合的研究のシーズ創出を狙います。投稿問題は「ちょっと人の手を借りたい」というものから、難しい問題まで幅広く受け付けます。特に「数学の問題として定式化できていない応用分野からの話題提供」も視野に入れます。」
洞 龍弥 (東京大学 博士課程) 「オートマトンのトポス」
市川航士郎(名古屋大学 修士課程) 「\(\Pi^1_2\)-論理の今昔」
上村太一 (名古屋大学 特任助教) 「ホモトピー型理論における高次元のモノイドに向けて」
湯山孝雄 (ZEN大学 講師) 「Kanazawa-Salvati conjecture: MIX は well-nested MCFL ではないだろう」
井上裕介 (名古屋大学 助教) 「任意の CFG は codeterministic な Chomsky 標準形に等価変換可能か?」
佐藤 雅彦 (京都大学 名誉教授) 「数学に無限集合は必要か?」
市川航士郎(名古屋大学 修士課程) 「開帰納法の部分体系」
新屋良磨 (秋田大学 助教) 「正規言語と代数と論理の対応(チュートリアル+α)」
上村太一 (名古屋大学 特任助教) 「ホモトピー型理論(チュートリアル)」
井上裕介 (名古屋大学 助教) 「マグマの pseudovariety に基づく文脈自由言語の解析と分類」
佐藤雅彦 (京都大学 名誉教授) 「代数系としての Dyck 言語と Lisp のS式の関係」
照井一成 (京都大学 准教授) 「抽象代数論理における橋渡し定理について」
12:00--12:30 会場オープン・受付
12:30--13:00 開会式・各種アナウンス
13:00--13:30 自己紹介LT
13:30--14:30 湯山孝雄「About XY-problem」
15:00--15:30 安部達也「プログラム論理と帰結式」
15:40--16:20 佐藤雅彦「代数系としての Dyck 言語と Lisp のS式の関係」
16:20--17:00 新屋良磨「Three Open Problems related to CFLs」
10:00--11:00 照井一成「抽象代数論理における橋渡し定理について」
11:00--12:00 招待講演1:市川航士郎(名古屋大学)「\(\Pi^1_2\)-論理の今昔」
12:00--14:30 昼休み(食事は各自お取りください)
14:30--15:30 Lightning Talk session
佐藤弘崇「ZEN大学「情報」分野の授業として「オートマトンと形式言語理論」を構成する際に留意したこと」
金 相佑「デカルト圏の非自明なtwistと対応するtrace構造」
鴨 浩靖「ユークリッド幾何における三角形に関する最大・最小問題の解法を半自動化したい」
16:00--16:50 井上裕介「マグマの pseudovariety に基づく文脈自由言語の解析と分類」
17:00--17:30 新屋良磨「正規言語と代数と論理の対応 (チュートリアル+α)」
17:30--18:00 佐藤雅彦「定理証明支援系とは何か」
18:30~~ 懇親会(場所は後日アナウンス・会費目安:3000円)