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表紙:五感紙 純白キラ・PPなし
遊び紙:スノーペトル
本文用紙:ねこ上質ロシアンブルー
印刷所:有限会社ねこのしっぽ
<ノベルティ>
ポストカード:コート紙
印刷所:有限会社ねこのしっぽ
2015年6月に思い立ってTwitterで呟いてから「描きたい」と言い続けていたネタです。
「描きたい」って言うなら描けば良いじゃないか、って感じだと思うんですよね、客観的には。でも絵描きというのは悲しい生き物で『描きたい=描ける』ではないのです。
どれだけ自分のツボに入った萌えるネタで「描きたい」と思ったところで「(画力・表現力的に)今の自分では絶対に描けない」というのも判ってしまうのです。
そういう理由から長らく寝かされていて、2017年末に漸く形になりました。
本にするなら「絶対この紙!!」と思っていた紙が揃い踏みで使えた本でもあります。本文は一般的な白上質より青白い印刷所オリジナルの紙でした。パッと見は青味がかって色上質のうすむらさきや藤に近いんですが、比べてみるとやっぱり白いという面白い紙で。本文の白黒コントラストと細かいトーンが綺麗に出ると嬉しい白さに拘った仕様でしたが、表紙オンデマ・本文オフセのセットだったので本文印刷がめちゃくちゃ綺麗で感動した思い出。
■表紙側没ラフ
タイトルは随分前に決まっていたのでラフの状態でタイトルが入っています。捻りなく筆記体フォントのベタ打ちです。
あと、まんばちゃんと合わせて椿の赤をアクセントで使うのも決まっていたので仮配置で角に重ねています。裏表紙側の方は少しポーズを変えたのと人物(表情)が見える様に画面を寄せたくらいで大きな変化はないです。
表紙・裏表紙を1枚で見た時に背中合わせになる様にしようと思って最初はこの構図だったんですが、この話は『一方通行の追いかけっこ(両想い未満)』というのが自分の中のコンセプトにあったので、表紙側の構図を変更。
最終的に背中合わせではなく同じ方を向かせています。
表紙も裏表紙も(表紙側の変更構図が決まってから)ウワーッと一気に仕上げてしまったので、没ラフ以外のラフや作業途中画像が残っていません……。
■表紙・裏表紙
表紙・裏表紙の文字ナシはノベルティのポストカード(3枚セット)にしていました。
ポストカードって所謂コレクション品なので、『貰ったら嬉しい人』と『貰ってもなあ……(どうしろと…)』というタイプの人がいるだろうと、個人的にずっと思っていて。
イベントでの直接頒布時は『ノベルティはポストカードセット。あり・なし、選べます(価格は一緒)』という選択式で頒布しました。(通販は書店委託だったのでノベルティなしでした)列が出来ない弱小サークルだからこそ使えた選択式の頒布でしたが、最初から「ノベルティなし」を選ぶ方々も一定数いらっしゃいました。
やはりノベルティでポストカードというのは人を選ぶ(勿論描き手や絵柄にもよると思いますが)ものなんだなぁ、などと思った次第です。当日心持ち数を少なめに用意していたノベルティが無事に終了して少し安心したりもしました。「全員にノベルティ要らないって言われたらどうすれば……」ってちょっとヒヤヒヤしていたので。笑
■ノベルティ用描き下ろし
本の後ろの方のページにも書きましたが、Twitterで突発四択アンケートをとって描き下ろしは『いちゃラブ』でした。
確か、可愛いのとか切ないのとか綺麗なのとかそういう系統で四択だった気がします。と言っても、もうかなり前なので詳しく覚えていないんですが!
私は『Twitterで描くものを決める』というのはあまりやらない人間ですが、この本に関しては巻末にも1ページ設けて書いている通り、2016年くらいにTwitterのフォロワさんに『初期実装四十二振の中から近侍に向いてそうなイメージの子を挙げて貰う』という試みを本編に取り入れた事もあり、ノベルティ用の描き下ろしもTwitterで決めました。
みかんば本と言いながら片想いの一方通行本なので、本編では全くいちゃいちゃさせてあげられなくて。
個人的には『本編ifルート:もしも幸せになれたら』みたいな気持ちで描いた1枚です。
だから暖かそうな春色でふわふわしています。(本編メインが冬でガッツリ雪降ってるので)
ポストカードはオンデマンド印刷だったんですが、オンデマンドでポストカード刷るならやっぱり家庭用プリンタで刷った方が(薄い色は特に)綺麗だな……というオチ付き。