SKA望遠鏡の建設が進み、Science Verificationを経て本格的な科学運用へと向かう中、SKAを用いた科学研究についても、将来の科学目標を検討する段階から、実際の観測・データ解析・国際共同研究を見据えた準備を進める段階へと移りつつあります。
SKA-Japanでは現在、各Science Working Groupを中心として、日本版SKAサイエンスブックの改訂を進めています。その執筆を通じて、SKAによって実現可能な科学目標や、日本の研究コミュニティが強みを発揮できる研究分野を改めて検討するとともに、それらの科学を将来実現するために必要となる観測性能、データ解析環境、国際連携などについても、具体的に考えていくことが重要です。
また、SKAのScience Verificationが今後進められる中で、各科学分野の研究を実現するために、どのような観測性能、データ処理、解析環境を検証しておく必要があるのかを検討することも重要になります。さらに、SKA Regional Centre(SRC)の活用、SKAデータへのアクセス、国際的なScience Working Groupや研究チームとの連携など、日本の研究者がSKA scienceに継続的に関与していくための具体的な経路についても、議論を深める必要があります。
本ワークショップでは、各Science Working Groupにおける検討や研究アイデアを共有するとともに、SKAのScience Verificationおよび今後の科学運用に関する最新状況を踏まえ、「SKAを用いた科学研究を実現するために、今から何を準備すべきか」を議論します。
そのため、Science Verificationや観測計画に直接関する提案だけでなく、SKAによって発展が期待される幅広い科学研究についての発表も歓迎します。進行中の研究、将来の観測につながる研究アイデアなど、現時点でScience Verificationとの対応が明確になっていない内容も対象とします。個々の研究発表を出発点として、その科学をSKAで実現するために何を検証すべきか、どのような観測・解析環境が必要かを参加者とともに考えることも、本ワークショップの重要な目的です。特に、今後のSKA研究を担う若手研究者からの積極的な発表と議論への参加を歓迎します。
個々の科学分野における検討に加え、Science Verification、データ解析、SRC、データアクセス、国際連携などの分野横断的な課題についても議論し、日本の研究コミュニティが今後のSKAのサイエンスにどのように関わり、どのような準備と連携を進めていくべきか、その方向性を共有することを目的とします。
Day 1:Pathways to SKA Science
・SKAの今後の科学運用とデータアクセス
・国際共同研究への参加と各Science Working Groupの連携
・Science Verification
Day 2:From SKA Data to Science
・SRCとSKAデータの処理・解析環境
・データ解析・解析手法
・総合討論:日本コミュニティとして今後何を準備するか
ポスター講演にて個人の研究発表も歓迎致します。ポスター講演を希望される方は、参加登録フォームの「その他質問・要望」欄に"ポスター講演希望"と明記してください。
プログラム (Under Construction)
SOC:出口真輔, 今井裕, 岩田悠平, 榎谷玲依, 加藤亮, 木村智樹, 酒見はる香, ◎島袋隼士, 竹内努, 廣田朋也, 町田真美, 箕田鉄兵, 吉浦伸太郎
お問い合わせ先: rei.enokiya@nao.ac.jp