ユニフォーム
デザインについて
「シャクルのユニフォームデザインについて 」
今回、シャクル初のユニフォーム制作にあたりユニフォーム研究家・ともさんにご協力いただきました。
このたびシャクルさんのユニフォームデザインをアドバイスさせていただきました。
X(twitter)のDMを通じてご連絡をいただき、ユニフォームを作ることによって彼ら彼女らがどのようなアクションや感情を見せてくれるのかとても興味ありました。
サッカーを通じて社会や地域が抱える問題やSDGsに対しアクションをするサークルと聞いて、その素晴らしい行動に見合う素敵なユニフォームを提案しようと思いました。
私が提案したのは大きくふたつのことです。
ひとつはシャクルさんの活動に合わせて「成長するユニフォーム」にすること。
デザイン面というより活動にともなって育っていく、育てるユニフォームを作ること。
これはまた後述します。
もうひとつはシャクルさんからの要望でもあったデザインとしてSを取り込むこと。
シャクルのエンブレムは5つの“S”(Sharen!, Soccer, SDGs, Social, Sophia)で構成されているので、ユニフォームにも5つSを入れたいということでした。
Sの形ってそのままだと少し「無理やり入れている」感じが出てしまいます。
Sの捉え方をもう少し柔軟に考えるべきではないかと思いました。
5つのSを平面的に無理やりねじ込むのではなく、イメージの話になりますが、目に見える「S」の形でなくとも「あ、そういえばSにも見えるね」という感じがどうかなと思いました。
例えば、Sを立体的に捉え、まるでSを体に巻いているような感じのアイデアです。
そこでシャツの前後に斜線を3本入れることで立体的なSをイメージし、Spring(バネ)のようにし、Spiral(螺旋)となり、未来に繋がる様を表しました。
前と後ろが繋がっている、表も裏もない、というポジティブな意味にも捉えられるかもしれません。
シャクルのユニフォームが上昇気流を生み出すイメージです。
社会や地域が抱える問題に対してポジティブな気流を生み出し解決策を見出す彼らのアクションをユニフォームデザインに込めました。
デザインデータ作成 : 女子美術大学 ヴィジュアルデザイン専攻 3年 代田柚月
もうひとつの提案はシャクルさんの活動に合わせて「成長するユニフォーム」にすること。
サッカーの試合のマッチデイのように、シャクルの社会活動をマーキングとしてユニフォームに刻んでいく。活動を積み重ねてユニフォームが成長していく。
学生サークルなので人は入れ替わってしまうのものですが、シャクルの歴史というタイムラインにそれぞれのメンバーの足跡を残し、それが繋がっている、シャクルのマインドはどの代にも伝えられるという意味です。
この「活動マーキング」はこれから積み重ねられていきます。
このユニフォームは作って終わりではなく、始まりなのです。
シャクルの皆さんのこれからの活動が楽しみです。