開催概要
テーマ: 『教育実践研究のデザイン』のビジョンと展望
登壇者:天野慧(本SIG筆頭幹事)
日時:2026年8月3日12:00-13:00オンライン
申込者数:27名
ディスカッション内容
筆頭幹事の天野(グロービス経営大学院)より、右記のスライドによるSIG設立の背景の紹介のあとに、参加者と双方向の議論を行いました。
参加者それぞれの悩みの共有に加え、参加者が持つ知見の共有がなされて活発な議論が交わされました。主なディスカッションの内容を以下に記載します。
ディスカッショントピック
実践研究における倫理的なジレンマ
データ収集のための統制群の設定や過度なアンケート調査が、学習者の学ぶ機会を奪ったり負担をかけたりしないか。そうしたジレンマの中で、いかに実践を対象に研究を進めるかという悩みについて参加者からは共感の声が上がりました。
「実践報告」から「研究」へ
授業満足度アンケートによる「やってよかった」という報告にとどまらず、研究として成立させるには、なぜその実践がよいのかという明確な問い(リサーチクエスチョン)と理論的な裏づけが必要であることが確認されました。学会の執筆要領に示された新規性・有用性・信頼性の基準や、誌上チュートリアルの「Yモデル」(リサーチクエスチョンの構成要素)が参考になるとの意見が出ました。
多様なアプローチを模索する必要性
厳密な統制が難しい環境でも、前年度の実践との比較(縦の比較)を行う、質的・量的な手法を組み合わせる(教育デザイン研究など)といった、状況に応じた柔軟なアプローチの可能性が議論されました。
今後について
今後は以下の活動を予定しています。
読書会
JSiSE論文誌に掲載されている誌上チュートリアルや海外ジャーナルの研究手法特集についての読みわせをするイベント
感想戦
論文が採択された方に研究・執筆・査読対応のプロセスや苦労を振り返っていただき共有していただくイベント
JSiSE全国大会企画セッション
9月13日に徳島大学で開催されるJSiSE全国大会2日目に、企画セッション「SIG-DEPR:教育実践研究のデザインと展開:理論・実践・省察から学ぶ」を開催。具体的な研究事例をもとに議論を深める予定・
教育実践研究に関心のあるどなたでも歓迎します。SIGメンバー登録も引き続き受け付けておりますので、ぜひご参加ください。
SIGメンバー登録は以下からお願いします。
https://forms.gle/amzABCQSXHtM8ZFGA