天理教小豆分教会は明治28年9月17日に小豆出張所のお許しを頂き、今年で126年をむかえる。
初代会長である茂吉は、香川県引田の生まれである。足袋商人として高松に出たが、24歳の折肺病を患い、当時の医学として治癒は不可能との診断。絶望の淵に落とされる事となったが、時たまたま同業者の上田松太郎氏という人に出会った。後に高松出張所の初代所長となられた方である。見舞いに来てくれると共に説きすすめられたのが天理の御教えであった。
茂吉は明治25年はじめておぢば(天理)の地を踏み、滞在三十日間で奇跡的な御守護を頂いた。
天にも昇る喜びに、「自分だけ食べてうまいうまいでは勿体ない、人様にも食べて喜んで頂いてもらうよう。これを神様が一番お喜びであり、末代たすかる種蒔きですよ」との御教えを直ちに実行され、商売の傍ら火のような布教が始まった。
上田氏は小豆島苗羽の生まれであった。茂吉は上田氏と同伴して寺所小豆島・真言王国へ殴り込みの様相で布教にでたのは明治27年春頃の事である。「島の地勢から言って、草壁こそまず中心」とみた茂吉は現小豆島町神懸通にむけられ、今の礎を築かれた。道は奔流の如く、奇跡に次ぐ奇跡と共に伸び広がり、明治28年6月には教会設置の声と共に現教会地の境内地を買収され、同年9月に教会設置のお許しを頂いた。
それから125年、【二代会長・安井利吉】・【三代会長 川井忠義】・【四代会長 川井忠孝】・【五代会長 川井茂】そして今【六代会長 川井百太郎】と引き継がれている。
これからも地域に根付いた教会を目指し、『日々の生活の中で、陽気ぐらしの実践』を心掛け、人様に喜んでもらえるよう歩ませて頂きたい。
初代会長
川井 茂吉
二代会長
安井 利吉
三代会長
川井 忠義
四代会長
川井 忠孝
五代会長
川井 茂
六代会長
川井 百太郎