遠方クエーサー探査プロジェクトSHELLQs:最新のハイライト (松岡良樹, 愛媛大学)
赤方偏移6を超えるような遠方宇宙のクエーサーは、巨大ブラックホールの起源と初期成長、母銀河の性質と共進化、再電離など様々な文脈で重要視され、これまで精力的な探査がおこなわれてきた。私たちのグループもすばる望遠鏡のHyper Suprime-Camを用いて、すでに10年以上にかけて探査をおこなっており、特に低光度の種族を中心に200天体ほどを発見している。この探査プロジェクト「SHELLQs」から、いくつか最新のハイライトを紹介する。