COSMOS領域における大質量銀河の環境依存性 (柿元拓実,  総合研究大学院大学)

JWSTやKeckで確認された大質量で星形成をしていない銀河では、それらがproto-clusterやgroupに存在する可能性を示唆する結果がある (e.g., Kakimoto+24, Carnall+24 de Graff+24)。この傾向が統計的にも存在するのかどうかを確認するため、COSMOS2020における銀河候補カタログを用いて、星形成をしていない銀河の環境依存性を調査した。SDSSでの結果と同様に、1<z<5のどの赤方偏移においても静かな銀河の存在比について、星質量依存と環境依存が存在することが確認された。発表では、この関係性から示唆される大質量で星形成をしていない銀河の形成過程について議論する。