再会の像

2022

松、石膏、ガラス、アクリル 

続金色夜叉 (長田幹彦著)× 置戸 × 兼子真一


NPO置戸ぽっぽ絵画館10周年、「金色夜叉 終編」から100年を機に、舞台となった北海道 置戸町に「再会の像」を設置。地域クラフトブランド「オケクラフト」の協力を得て現地制作。


■「 再会の像 」
作家・制作:兼子真一

-協力-
置戸町観光協力 会長:西島勝司
NPO法人 置戸ぽっぽ絵画館 理事長:細川昭夫
共同組合ウッディハウスおけと 技術・制作:橘征人
置戸町森林工芸館(一社)おけと森林文化振興協会:福井博文
オケクラフト 技術・制作 岩藤孝一
銘板揮毫:石橋幽岳
銘板加工:金子隆
絵の具提供:甲賀正男
後援・画廊宮坂:宮坂祐次

『続金色夜叉』『置戸』『再会の像』

熱海を舞台にした「金色夜叉」は尾崎紅葉の死ににより未完となった明治を代表する小説である。その後、大正六年〜大正十一年にかけて長田幹彦により続編が書かれ、物語は置戸の地で繰り広げられる。貫一とお宮は熱海の壮絶な別れを乗り越え置戸の地で再会を果たす。

「再会の像」は、置戸ぽっぽ絵画館の開館十周年を記念して、作家 兼子真一とオケクラフトの技術協力を得て現地で制作された。「再会の像」は、見る角度によって、貫一とお宮の「孤独」「すれ違い」「再会」の場面になるよう表現されている。

© KANEKO SHINICHI