色と花 -四季
(左から-春-夏-秋-冬-)
2020
100×80cm×4
キャンバスにアクリル
「色と花 -四季-」は、月岡雪鼎(つきおかせってい)による「四季画巻(*参考資料)」に着想を得ている。「四季画巻」は、男女の交合を通して女の一生と四季の花にのせて描いた名作春画。月岡雪鼎の場合では男女の交合と四季の花が別に描かれており、花の位置に性器が重なるように描かれている。兼子の「色と花」では人と花が一体化して描かれる。現代の女性を意識しており、歳を重ねるほどに花も華やかに咲きほこるイメージで描かれている。
※参考資料:月岡雪鼎による「四季画巻」
© KANEKO SHINICHI