ショウゾウガ
2023
キャンバス、アクリル
参照絵:歌川国芳「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」(1847-52)
「ショウゾウガ」シリーズ
「ショウゾウガ」シリーズは、幕末の浮世絵師である歌川国芳(1798~1861)の寄せ絵からインスピレーションを得ている。兼子は、「the Couple」シリーズの一部である「恋舞」というドローイングから複数の要素を選び、それらを組み合わせて「ショウゾウガ」を描き出す。「自分が人物を描くとしたら、その人物の外見以上に彼らを取り巻く全ての関わりを想像する」という考えに基づき、作品は人物の権威や成功、幸福ではなく、「私を形成する私以外のもの」の集合として表現されている。
※参照絵:歌川国芳「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」(1847-52)
© KANEKO SHINICHI