近年の計算機性能と計算技術の進歩を背景に,電気電子工学の分野においても数値電磁界解析は欠かせない技術となっています。しかしながら,より大規模かつ高精度な解析を行うためにはさらなる高速化が必要とされています。そこで私は電磁界の支配方程式の数理的性質に基づいた数値電磁界解析技術の理論的な研究やその高速化手法,ならびに,それらを活用した最適設計手法の開発に取り組んでいます。
積分方程式を用いたLitz線の高速な渦電流解析
均質化法による数値電磁界解析の高速化
モデル縮約法による数値電磁界解析の高速化
進化計算を用いたIPMモーターのトポロジー最適化
ダーウィン近似を用いた渦電流・寄生容量を考慮した解析
伝達関数の連分数近似アルゴリズムとその応用
Cauer回路導出アルゴリズムの数理的性質の研究