ケーススタディ集

ケーススタディ集

活動実績やこれから取り組みたいことを紹介しています。


実績! 通称名使用

 トランスジェンダーの学生にとって、戸籍上の名前はしばしば生活実態にそぐわないことや、使用に違和感や苦痛を覚えることがあります。そのため、望む人が通称名を使用できることが重要です。しかし、神戸大学のある研究科では、通称名の使用には診断書が必要でした。そこで、当事者の学生が教員の協力を得て、教授会で議論してもらうことで、診断書なしで通称名を使用できるようになりました。現在、通称名の使用手続きなどをまとめた「できることガイド in 神戸大学」を作成中で、継続して取り組んでいます。


実績! 保健管理センターの診療継続

 保健管理センターの「こころの健康相談」の定期診療継続を求めて、ビラの掲示や要望書の提出を行いました。要望書を受けて、所長との面談が実現しました。その結果、必要性のある人に関しては、定期診療が継続されることになりました。大学の厳しい環境を理解しつつ、学生にとって必要なことは守り、声をあげていく必要があると考えています。一連の行動は、神戸大学内のメディアにも取り上げられました。

ケース 性的マイノリティ・留学生などに対する差別発言

 残念ながら、神戸大学内でも、同性愛者がいないことを前提とする発言、トランスジェンダーの学生に対するミスジェンダリング(異なる性別で扱うこと)が発生しています。ある講義では、メンバーが教員に授業内で指摘することで、一定程度改善しましたが、今後、同様の事例が発生しないとは言い切れません。このような発言は、当事者を深く傷つけ、学習機会を脅かすものです。もし、このような事態を見聞きしたら、ぜひお知らせください。個別の状況に応じて、対応を検討します。また、人種や民族、国籍などを理由にした差別や偏見のある発言も、大学内で散見されますが、これも許されないことです。

ケース 留学生支援

 入国規制により、入国できない留学生がいます。私たちは組織的な取り組みを行えていませんが、問題意識を持っています。また、入国できたとしても、留学中は大変なことがあるかもしれません。留学生のみなさんも、なにか困ったことがあれば、気軽に相談してください。

ケース オンライン授業・サークルの活動規制・学費

 私たちは、すべての学生の味方でありたいと願っています。コロナ禍で、オンライン授業が多く、サークルの活動も規制され、思い描いていた大学生活を送れていない方も多いと思います。感染防止はたしかに必要ですが、学生の意見や必要性が十分に検討されるべきです。しかも、学費はコロナ禍以前と変わっていません。まずは、現状に対する意見を集めることから始めたいと思っています。

ケース For You

 神戸大学や大学生に関わる課題である限り、取り扱わない課題はありません。もちろん、私たちの力には限界もありますが、出来るだけ問題解決に貢献したいと考えています。まずは、相談してください。一緒に活動するメンバーも募集しています!