令和7年度滋賀県柔道整復学術大会並びに

生涯学習研修会の開催にあたり

公益社団法人滋賀県柔道整復師会

会長　　杉尾裕司　　

  本会会員や日整各府県整復師会の先生方、又、本来の柔道整復師のあるべき姿を目指す先生方、日々の施術に精進され柔整師の認知度向上にご努力いただき有難うございます。

今、柔道整復師は世間一般から見てどのように思われているのでしょうか？

「あそこの整骨院は腰・肩は揉んでくれるけど、怪我は診てはらへんなー」

「小顔矯正・骨盤矯正」の登りが出てるけど「整体院？＝整・接骨院？」

先日、東京で行われた日本柔道整復師会の生涯学習研修会で業務拡大の必要性を考えなければ国家資格者で有る柔整師が食って行けない。しかし、従来の業務をなおざりにしたのでは元も子もない。柔整師は何が出来るのか？何が出来ないのか？柔整師にしか出来ない事は？

午前の生涯学習研修会では、今後の業界の成長にむけての経営戦略、資産運用のポイントを講師の先生に解説いただきます。

午後の学術大会の「匠の技 伝承」では「肩関節脱臼」をどう診るのかを伝達いたします。エコー観察・徒手整復・固定の注意点など

捻挫・打撲・挫傷はもとより骨折・脱臼は判断・整復・固定が現場で出来ますか？巻軸綿包帯がプロの技として巻けますか？

骨折・脱臼の患者を施術し、本当の柔整師になりましょう！そして、認められた業務拡大に進んでいけるのでは･･･

午前午後と趣向は違いますが、いずれも今後の柔整師にとって欠かすことができないものとして、しっかり受講頂き、明日からの施術、患者様への対応、社会人としての知識を習得する時間となれば幸いです。

イレイト株式会社　代表取締役　橋本祐介

接骨院専門のWEBマーケティング・経営支援を行うイレイト株式会社代表。

業界歴は約16年。これまで全国で、月2院ペースほどの接骨院開業・立ち上げに携わり、ホームページをはじめ各種広告、集患導線の設計、経営コンサルティングまで一貫してサポートしている。

現在の取引先リストは、接骨院・整体院を中心に約480院にのぼる。

現場で多くの院を見てきた経験から、接骨院が伸び悩む大きな要因として

「保険収入への過度な依存」と「Google・LINE・SNSなど、

いまの時代に必須となる基本的な取り組みができていないこと」を指摘。

本勉強会では、

・まず押さえておきたい“最低限やるべきこと”

・保険依存から自費導入・自費強化へ移行していく考え方

・Google や公式LINE、SNSを活用した集客の基本

などについて、実際の現場事例を交えながらお伝えしていきます。

LIEN～リアン～　代表　原 裕美

接骨院業界に特化したファイナンシャルプランナー。

通常の「資産運用のアドバイス」にとどまらず、先生一人ひとりの人生設計を踏まえながら、

「生涯にわたってどのようなお金の設計をしていくべきか」を一緒に描いていくことを得意としている。

現場の先生方からよく聞くお金の悩みとしては、

「とりあえず頑張って売上を上げているが、いくら残れば安心なのか分からない」

「高額な機器や内装に投資したものの、月々の返済と生活費のバランスが不安」

「保険売上が減ったときに、スタッフ給与や自分の給料をどこまで守れるか見通せない」

「税金や社会保険料の支払い時期になると、毎年ヒヤヒヤする」

といったものが多い。

本勉強会では、こうした“接骨院ならではのよくあるお金のつまずきポイント”を具体例として挙げながら、

・経営数字をどう読み解き、どこを押さえればよいのか

・将来の資産づくりと、今の売上・利益の目標をどうつなげて考えるか

を、現場感のある視点でお伝えしていきます。