令和５年度滋賀県柔道整復学術大会並びに

生涯学習研修会の開催にあたり

公益社団法人滋賀県柔道整復師会

会長　　杉尾裕司　　

　本会会員や日整各府県整復師会の先生方、又、本来の柔道整復師のあるべき姿を目指す先生方、日々の施術に精進され柔整師の認知度向上にご努力いただき有難うございます。

いま、柔整業界は大きな分岐点を迎えております。柔整の再生が求められ、先人から受け継いだ整復術や触診による外傷状態の把握にもエビデンスを認められることが必須です。柔整師全員が一定の整復技術と判断技術を持ち合わせ「匠の技」と共に客観的判断が行える「超音波エコー検査」も従来の判断の上に重ね合わす事が必要になっております。

前半の学術大会では柔整超音波エコー検査の第一人者であり、近畿学会や各府県の研修会で講演実績を積んでおります当会の会員である川戸典知先生の「実践で使える超音波エコー」と題して解りやすい説明で的確な判断技術を講演いただきます。

後半の生涯学習では超高齢化社会となった日本に欠かすことが出来ない「転倒予防を目的とした体操教室と痛みのよろず相談会」を地域で開催され、その際の方法・注意点・反省点などをまとめて、当会の会員である垣見 明 先生に講演いただきます。

生涯学習の最後には滋賀県柔道整復師協同組合の指定業者のレインズ株式会社 神戸営業部の杉本智子様に非常に興味深い「お金の増やし方 守り方」のマネーセミナーをお願いします。

また、今回の滋賀学術大会は学術部等の努力にて、より多くの先生方にご参加頂けるように、対面講座とWEB配信によるハイブリッド開催といたしました。

三者三様の講演内容ではありますが、いずれも柔整師にとって欠かすことができないものとして、しっかり受講頂き、明日からの施術、高齢患者様への対応、社会人としての知識を習得する時間となれば幸いです。