平成30年2月13日、「葛飾柴又の文化的景観」が、都内初の国の重要文化的景観となりました。葛飾柴又の文化的景観は、近世初期に開基された帝釈天題経寺と近代以降に発展したその門前を中心に、それらの基盤となった農村の様子を伝える旧家や寺社などの景観がその周囲を包んでいます。さらにその外側に19世紀以降の都市近郊の産業基盤や社会基盤の整備の歴史を伝える景観が広がり、水路の痕跡や道などもよく残っています。このように、葛飾柴又は地域の人々の生活、歴史、風土などによって形成され、それらを現在に伝える重要な景観地として評価されました。
出典:葛飾区郷土と天文の博物館(https://www.museum.city.katsushika.lg.jp/bunkazai/shibamata/)