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本校は、昭和23年(1948年)に北海道士別高等学校上士別分校として設置され、今年度で創立77年目を迎える士別市立の昼間定時制課程の高等学校です。昼間定時制課程とは、全日制課程と同様に昼間に授業を行い、3年間で卒業できる学校です。これまでに 1,290名の卒業生が本校を巣立ち、士別市内はもちろん全道・全国各地で活躍しています。
本校は、「地域と連携し、学ぶ意欲にあふれ、地域社会に貢献することができる人材を育成する」を目標に掲げ、生徒一人一人に「寄り添った教育」を通して「士別東高校だからこそできる教育」「士別東高校にしかできない教育」を実践しています。次のような特色ある取り組みを通して、様々な学習歴・生活歴を持つ生徒たちが「東高で学んでよかった」と思える魅力あふれる学校づくりを進めています。
1 生徒一人一人を大切にした教育活動
1学年1クラス少人数の学校だからこそ、生徒と教職員の絆が深く、生徒一人一人に目を向けた教育活動ができる強みがあります。学習においては、「学び直し」の機会を設け、中学校から高校への学習が円滑につながるように工夫をしています。学校設定科目「ベーシックスタディ」をはじめ、基礎学力や知識の振り返りを行い、「あせらず、あわてず、あきらめず」じっくりと学ぶことができます。
2 体験的活動を通して社会で生きていく力の育成
農業、食品加工、フードバンク活動など、地域の教育資源を活用した体験的な学びの機会を数多く設け、身体と心を豊かにする教育活動に取り組んでいます。特にキャリア教育においては、士別市内・近隣企業等で3回計11日間のインターンシップや校内企業説明会、施設企業見学会などを通して、自分の適性を考え、勤労観・職業観を育む取り組みに力を入れています。
本校は、士別市内の高校であることから、教科書や実習にかかる費用の負担軽減、授業で使用するタブレット端末の貸与、バス定期代補助など同市から多くの手厚い支援を受けており、充実した教育環境を整えています。令和2年度には学校運営協議会を設置し、地域とともに歩む学校として、地域の未来を担う人材の育成に取り組んでいます。
今年度も少人数教育の充実を図り、生徒一人一人の個性の伸長と目標の実現に向けて、教職員一同、力を合わせて教育活動を進めて参りますので、今後ともご理解とご支援をお願い申し上げます。
令和7年4月1日
北海道士別東高等学校長 国 枝 拓