土を分類するときに誰もが同じように分類できる必要があります。このような分類方法を工学的分類といい、土の工学的分類には粒度とコンシステンシー限界が主に用いられます。ここでは、日本の土を適応させた分類方法、日本統一分類法について紹介します。
日本統一分類法では、まず土を粗粒土、細粒土、高有機質土の3つに分類します。その後、粗粒土は粒度試験によってさらに分けられ、細粒土は液性限界と塑性指数をプロットした塑性図によって分けられます。高有機質土は観察より容易に判別することができます。
細粒土の細分類には塑性図が用いられます。日本統一分類法では、A線の上にあるか下にあるかによって粘土とシルトに分けます。また液性指数が50のB線を境にしてそれの左側にあるか右側にあるかによって圧縮性の大小が区別されるようになっています。他にも様々な分類法があるのですが、このくらいで紹介をやめておきます。気になるかは自分で調べてみて下さい。
まとめとして、日本の土を工学的に分類するときは日本統一分類法が使われます。