村上郷の総鎮守と称え奉る西奈彌羽黒大明神は、 村上人の心の寄る辺として尊崇を集め、 郷土の安泰と発展を見守ってこられました。
御鎮座縁起によれば、開闢以来、 郷土開発の中心となり村上城下を始め、 郡内一帯の鎮守として住民と共に発展し、 人々から産土神と慕い敬われて今日に至っております。
とりわけ、越後三大祭りの一つに数えられる 羽黒神社祭礼の “村上大祭” は、 生活に密着した歳事の核として、 数多の由緒ある伝統を生み出してきました。
藩政時代には藩の祈願所として歴代藩主の庇護を受け、 明治以降は県社に列せられ、専ら氏子会が中心となり、 氏子中や信者各位の篤志に依って運営継承されてきました。
近年、全国的に伝統的なものが廃れ行く風潮の中、 変わらず祭り文化が栄えてきたのは、 ひとえに先人の遺産を大事に想う 郷土の気風によるところが大きく、
このことに敬意を払い、伝統の護持と 更なる発展に勤めることは、 この地に暮らす人々の使命かと存じます。
折しも平成二十年、新制村上市誕生という 時勢の進展著しく、神社と氏子の良風美俗は 大きく変化する地方の現状にあります。
我々は遺風を次代に伝えてゆく 揺るぎない盤石の備えを整え、 尚一層の充実を図るために、 新たに神社を支えて行く会を創設することとなりました。
この会を「崇敬会」と名乗り、 広域の法人、また個人信徒をもって組織し、 氏子会と共に神社護持の役を担って奉斎の道を進め、
あまねく御神徳に預かり、 「神人和楽」の泰平なる郷土固成に寄与いたしたく 祈願する次第であります。
平成二十一年五月吉日