生まれてからの20年,ずっと地元・札幌で過ごしてきた.幼少期の思い出,楽しかった中高生活,そして大学でのキャンパスライフ.全ての記憶が北の大地の200万都市に凝縮されている.そしてこの秋,ついに地元を暫く離れることになる.今まで1ヶ月以上札幌を離れたことはなかった.
(2026/09/26:この書き出しだけを放置していた.あえてこのまま残しておこうと思う.)
札幌はすっかり涼しくなってきた.もう夏も終わりを迎えるといったところだろうか.出国まで約1ヶ月となったが,未だにあまり実感が湧かない.部屋の整理をしていると,いかに自分の所有物が多いかを実感させられる.果たして無事に片付くのだろうか.
最近,これまでの人生で一番幸せを感じている気がする.生きてきてよかったと思えている.人との縁に感謝するばかりである.
札幌に戻ってからの1週間は,大変に充実していた.中高同期と酒を呑んでダーツをしたり,小学校の同級生と約8年振りにばったり会ったり.新たな出会いもあった.数多の邂逅に思いを馳せる期間であった.私は今羽田空港にて,次なる出会いに向けて旅立とうとしている.その先に何があるのだろうか.
先日,日向坂46の18th Singleのリリースが発表され,冠番組「日向坂で会いましょう」にて選抜発表がされた.私の推しである片山紗希ちゃんは前作に引き続き選抜メンバーに選ばれた他,五期生からは佐藤優羽ちゃんが初めての選抜入りとなった.語りたいことは多いが,もう搭乗が始まってしまうようだ.今日はここまで.
長いブログを書いたことに満足し,更新が疎かになることに備えて,短めの文章を書いておこうと思う.昨日から2日連続で5 km走ってきた.気温が多少高くとも,札幌は湿度が低く,非常に走りやすい.午前中に運動をしておくと,その日全体のパフォーマンスが格段に良くなることを実感している.
昨日は,北海道大学創基150周年記念講演会in札幌に参加してきた.ベンジャミン・リスト先生・石井裕先生のご講演は野心が溢れており,大変刺激的だった.この不確実性の時代に必要なのは,熱狂なのであろう.熱狂というのは実によい言葉だなと思う.新明解を引くと,「何かにひどく感動し興奮して、じっとしていられないようにさせること。」と出てくる.合理性だとか,世間体だとかの文脈がなくとも夢中になれる存在を大切にすべきである.講演の動画もYouTubeで公開されているので,ぜひともご覧いただきたい.
予告通り,長めのブログを書こうと思う.7月末に期末試験を終え,夏休みに突入した.試験が終わった日の夜,10年来の付き合いである2人とイタリアンを食べに行った.普段あまりビールは呑まないのだが,その店のイタリアのビールが大変美味かった.酒好きの友人が勧めてくれた白ワインも2杯いただき,しっかり呑んだなという感覚だった.久々の会合ということもあり,自然な流れで2軒目へ.所謂「バー」に人生で初めて訪れた.レコードが響きタバコの煙が群がる空間で,個性的なマスターが出すラムは格別の味だった.というわけで,23:00頃まで呑んでいたわけだが,日付を跨がずに帰路につくことにした.本当は3軒目にも足を運びたかったところなのだが,翌日始発で東京に向かう用事があったのだ.
東京での用事は,対面とオンラインのハイブリットで行われる打ち合わせで,(元々オンライン参加予定だったが)急遽対面で行くことにした.今年東京に10回も行ったせいか,人々にあまり驚かれなかったことは少々残念だが,やはり直接顔を合わせて会話できるのはよいものだ.10月からはドイツに旅立つということもあり,会いたい人には会えるうちに会っておきたい気持ちが強くなっている.もう二度と会えなくなってしまうかもしれないから.打ち合わせ後は,お世話になっている知人宅にお邪魔し,作業を進めた.21:00頃に友人らと2 kmのランニングをしたのだが,この時期の東京の湿度は苛烈という他ない.最近の札幌は,夜に自転車で駆け抜けるのに丁度いい気候であったから,相対的に大変過酷に感じた.それでも,走り切った後の爽快感は中々のものであるし,スポーツドリンクをことさら美味しく感じられた.
普段であれば,このまま東京に居座るのだが,今回は飛行機で宮崎に向かった.日向坂46の山下葉留花ちゃん・片山紗希ちゃんが宮崎南警察署の一日警察署長に就任し,8/3(月)にイベントが実施されることを知ったからだ.片山紗希ちゃん(さきてぃ)は私の最推しであり,山下葉留花ちゃん(はるはる)も特に好きなメンバーの1人なので,7/27(月)にイベントの実施が発表されたタイミングで宮崎に向かうことを検討した.その翌日に熊本で震災が発生したこともあり,一度は自粛を考えたが,自粛がかえって経済活動に影響を与えたという過去や宮崎市長のポストなどから判断して訪問を決めた.8/2(日)の昼過ぎの便で宮崎に飛び立ち,夜は居酒屋で鳥刺しをいただいた.折角なら金額を気にせずに楽しもうということで,かなり贅沢に飲み食いした.
翌日は,宿泊先の東横INNで朝食を済ませた後,MRTmiccを訪れた.MRTmiccには現在「おひさまこんね広場」が展開されており,日向坂46のメンバーのメッセージやサイン,ライブフォト,ポスターなどが掲示されている.10:00オープンということを事前に調べておらず,炎天下で待機することになるというミスはあったが,非常に満足度の高い展示であり,この時点で宮崎まで来た甲斐があったと感じていた.その後は徒歩でイベント会場の宮交シティアポロの泉に向かった.30分程度であったが,汗を拭うタオルが必須レベルの蒸し暑さだった.そして,イベント開始予定時刻(12:00)の1時間以上前に到着したわけだが,既に100名以上のおひさまがいた.流石の人気だなと思いつつ,空いているスペースを探し,どうにか3列目を確保することができた.MRTmicc訪問をイベント後にすればよかったと少し後悔しつつも,ステージがしっかりと見える場所に構えられたことに安堵した.それから1時間はひたすらスタンドで待機である.飲み物を買い忘れてしまったため,残り200 mL程度の麦茶でどうにか耐え忍んだ.待機中は,メッセージをチェックしたり,読書をしたりして時間を潰していた.
11:41頃,『キュン』が流れ,イベントの開催ならびに注意事項(写真・動画撮影禁止など)のアナウンスがあった.ステージ上では着々と準備が進められ,開始が待ち遠しい時間が続いた.開演約10分前に再びアナウンスを経て,正午,ついにイベントが始まった.まずは司会者の方が登場し,イベントの趣旨説明.改めて説明すると,このイベントは「みんなでつくろう安心・安全なまち宮崎 夏の地域安全運動キャンペーン」 と題しており,詐欺被害防止や自転車盗難防止に関する啓発を目的としている.そして,「県外から来られた方,どちらから来られたか教えてください」というような問いかけがあった.「東京!」「名古屋!」「京都!」などの声が聞こえる中で,「北海道!」と発すると,流石に周りのおひさまや司会者の方も驚いていた.「いやー暑いですよね?!」というように振られたので,「はい,流石に暑いですね」というように返した(と思う).
そして,宮崎南警察署長の挨拶があり,ついに日向坂46の2人が登場.警察官の制服を身に纏った2人は,想像通り,いや想像以上のかわいさで,この姿を無料で拝見していいのですか,という気持ちになっていた.よく言われる話だが,アイドルは生で見ると本当に一段とかわいい.勿論,写真や映像で見てもかわいいことは間違いないのだが,稀代の絶景と同じく,直接見ることでしか得られないものがある.その後は委嘱式やパフォーマンスが行われ,会場は大いに盛り上がった.特に,宮崎の方言「てげかわいい」を2人が放ったときは,全おひさまが湧いていた.それから,特にさきてぃはめちゃくちゃレスをくれて神という他ない.こちらを見つけて手を振ってくれたり,とびっきりの笑顔で応えてくれたりと,まさしく完璧で究極のアイドルである.とにかく推しがかわいくて仕方がなかったわけだが,取り留めもなく語ってしまうので,ここらにしておく.
イベントは12:38頃に終了した.あまりに目が癒された30分強であった.その後は宮交シティを軽く散策した後,南宮崎駅から日向市駅に向かった.日向市駅は,現在ひなたフェス開催に合わせて「日向坂46駅」にラッピングされており,流石に行く他ないということで行ってきた.駅ホームへの階段から駅舎内,外装まですべてが日向坂に染まっており,おひさま大歓喜の空間である.(そんな空間に浮かれていたところ,列車を逃し2時間待機することになったのは,なんとも間抜けな話である.)少し迷ったが,その日は小倉に向かうことにした.東横INNは既に満室となっていたので,快活CLUBに宿泊することにした.快活での宿泊は昨年9月,広島での物理学会の最終日以来である.21:00頃にチェックインし,翌日早起きをすれば9時間パックで利用可能なので大変助かる(6時間パックだと十分にシャワーや睡眠の時間が確保できない).コンビニ飯を快活で食うという不健康さが,自分にとって一人旅の醍醐味になりつつある.今回は重要な打ち合わせがあり鍵付完全個室を選んだのだが,大変快適で,もうブース席には戻れなさそうだ.
快活を出た後は,小倉城を散策した他,門司港を訪れた.後輩が執筆していた北九州の紹介記事を見て,行ってみたいと思っていたので丁度よかった.海をぼーっと眺め,ゆっくりとした時間を過ごした.朝早くの港には殆ど人がおらず,物思いに耽るのに絶好の空間であった.早めの昼ご飯として名物の焼きカレーをいただいた後,帰りの飛行機に登場するために福岡空港に向かった.博多駅から福岡空港へのアクセスが非常によく,札幌駅-新千歳空港の距離が恨めしく思えてしまうほどだった(その分,市街地に近くなり,夜間の発着ができないというデメリットはあるようだが).九州を訪れたのは中学生以来であったが,大変充実した旅であった.
期末で立て込んでいるため,8月に入ったらどこかで長めのブログを書こうと思う.前回の更新からの期間で,書きたいことは溜まりに溜まっている.残り2つの試験と1つのレポートを早く討伐してしまおうと思う.
昨日,熊本で震度7の地震が発生した.2016年の震災も記憶に新しいだけに,10年後に再びこれだけの規模の地震が発生したことには大変驚いた.亡くなった方への哀悼の意を表すとともに,現地の皆様の無事をお祈り申し上げます.
なんだかんだブログの更新が2週間振りになってしまった.果たして読者がいるのかはわからないが,日記という意味も込めて言葉を綴っている.ここ最近は,時の流れを早く感じている.あと1ヶ月足らずで1学期が終わるというのは,信じたくない事実である.ドイツへの渡航も3ヶ月後に控え,VISAの申請準備等を進めている(といいつつサボっている).1年間日本を離れるという実感はまだまだ湧かないが,帰宅したらすぐに卵かけご飯を食べられる今を大切にしたいと思う.
そして,1週間後に日向坂46の五期生ライブが開催される.私が渡独前に参戦できる最後のライブになるだろう.中学生の頃から好きだった日向坂46を,大学入学後により一層好きにしてくれたきっかけである五期生のステージを,しっかりと目に焼き付けておこうと思う.
巡回セールスマン問題(Traveling Salesman Problem; TSP)をご存知だろうか.最適化問題の一種であり,「複数の都市を1つずつ回るとき,移動距離を最短にするルートを見つける」というものだ.これはNP-Hardの問題であり,都市数が多くなると計算量が爆発してしまう.
そんなTSPを,粘菌を用いたコンピュータで解くという,いい意味で狂った研究があることを先日知った.詳しくはリンク先を見てほしいのだが,魅力的と言わざるを得ない研究だと思う.この研究は北大とAMOEBA ENERGYとの共同研究であり,AMOEBA ENERGYの青野CEOのnote記事も大変面白かった.最近,Optimizationに対する自分の関心が強くなっている気がする.
6/9(火)にイナズマイレブン クロスというスマホアプリゲームがリリースされた.それから10日余りが経過したわけだが,あまりに良作と言わざるを得ない.私は小学生の頃からイナイレが好きで,人生の半分以上はイナイレと過ごしてきた.最初のきっかけはアニメで,その後ゲームにものめり込んだ.DSも多少はプレイしたが,一番熱中したのはイナズマイレブンGO ストライカーズ 2013であろう.GO2までに出てくる必殺技を聞くと,自動的にイナストのレベルが頭に浮かぶ(ゴッドハンド→レベル1,デスドロップ→レベル2,エクスカリバー→レベル3といった具合だ).
さて,イナイレクロスの話に戻ろう.このゲームは,無課金でも十分に楽しめるようになっている.勿論,課金をしてランキング上位を狙うという楽しみ方もあるが,自分のペースで楽しみたいユーザーにもやさしい設計である.たとえば,ピックアップガチャには天井が存在し,80回で確定で引くことができる.肝心のストーリーについては,イナイレ無印のパラレルワールドとなっているので,ゲームないしはアニメを履修しておいた方が楽しめるだろう.イナイレファンがついクスッとしてしまうような要素が随所に盛り込まれている.私はひとまず4章までのストーリーをクリアし,クロスシミュレーターもステージ480まで到達した.これからのアップデートが待ち遠しい.
今年の10月からTUM(ミュンヘン工科大学)に留学に行く.交換留学は大学入学後すぐに考え始めていたため,ようやくという感じだ.TUMへの留学を考え始めたのはB1の11月頃で,多少の迷いはあったがB2の11月に学内の申請を出した.ここら辺の話は改めてまとめようと思う.割と重要なTipsもある気がするので,noteあたりにリリースするのがよいだろうか.
昨日の夜に無事入学許可のメールが届き一安心した.これからVISAの獲得に向けて準備を進めることになる.これがまたかなり面倒そうなので,今から億劫になっているが,やるしかないのでテキパキ終わらせようと思う.幸いにも,北大からTUMに留学する人が多かったり,ミュンヘンに留学していた先輩を複数知っていたりと情報源は豊富にある.無事手続きが進むことを願う.
キーエンス財団は,全国の大学生(のうち在学生)を対象として「応援給付金」を毎年給付している.今年は3月から4月にかけて募集が行われ,本日結果が発表された.なんと,5,141名に30万円を給付するそうだ.有難いことに,私も採用者として内定をいただいた.7月下旬に振り込まれるとのことで,留学費用の足しにしようと思っている(そもそも,留学にあたっての奨学金を探す上で,応援給付金の存在を知ったという経緯がある).なお,キーエンス財団は新1年生を対象とした給付型奨学金も給付しており,こちらは約1,500名に毎月12万円を4年間支給するというものだ(私は高3のときに父から紹介され申し込んだが,残念ながら通らなかった).
採用にあたっての選考は予備選考と本選考の2つからなり,予備選考では成績等の登録,本選考では800字以内の作文と各種書類の提出を行う.本選考の作文について,インターネット上では,選考を通過した作文を有料で販売している記事が散見される.売るも買うも自由な訳だが,私はなんだかなあと思う.もし私の作文を参考にしたいという方がいる場合,原文を送るので連絡をいただければと思う(当然無料).ここに貼ってもいい気はしたが,作文内で(名前こそ出していないが)特定の個人について言及している箇所があるので,広く公開するのは控えることにした.と,書いていて思ったが,その言及した先輩には感謝せねばならない.今度会ったときにでも伝えよう.
大学祭の開催につき,昨日は大学が休講であった.昨年までは出店側としての役割があったため,金曜から日曜まで大学にいたわけだが,今年は単なる3連休だ.そこで,免許の更新に行くことにした.私の免許更新には,まあまあ複雑な事情がある.2024年11月に免許を取得したのだが,私の誕生月は12月であり,「免許取得後3回目の誕生日の1か月後」である2027年1月に免許が失効することになった.そのため,2026年11月から2027年1月の間に免許を更新しなければならないわけだが,その期間私は留学していることに気づいた.どうしたものかと思い調べてみると,期限前更新なるものがあるらしい.期間内に更新できない事情を証明する必要があるが,海外渡航の場合はパスポートを提示すればOKらしい(そんな緩くていいのかと思ったが,まあ好んで期限前更新をする人もいないからいいのだろう).
期限前更新のデメリットは,有効期間が短くなることである.私の場合,期限内に更新すると2030年1月までが有効期間になるが,事前更新したがために,2029年1月までに短縮されてしまった.そうすると,2回目の更新時に,免許取得から5年が経過していないため,再度初回講習を受けなければならないのだ.つまり,約2年半後,「2回目の初回講習」を受けることになる.ネットで調べてみると,割とこういう人はいるようなので,制度の見直しをしてもよい気はした.まあ,2回目の講習が600円高くなり,1時間長くなるだけなのだが.
4月中旬頃から咳が続いており,5月中旬頃に呼吸器内科を受信したところ,気管支喘息と診断された.2週間程度で治ると処方箋を出されたが,残念なことに完治せず,再度同じ薬を処方していただいた.いい加減治ってほしいものである.フィジカル的な体調不良とは別に,ここ最近慢性的にどこか閉塞感を感じており,上手く吐き出せずにいた.目的もなくインターネットを放浪する時間は,自分の慰めになっているようで,少しずつ自分を蝕んでいるような気がしてくる.1週間強はだいぶ調子が優れない状態が続いていたわけだが,昨日,とある2つの出来事をきっかけに少し心が軽くなった.
1つ目は,半導体に関するトークイベントを聞きにいったことである.このイベントならびに半導体に関する所感については,改めてどこかで文章にしたいと思っているので,ここでは詳細を割愛する.2つ目は,先輩との雑談だ.知り合ってから1年少々の方で,がっつりと話せる機会が中々なかったので,非常に楽しい時間だった.多忙の折,時間を割いていただいたことに感謝である.先のブログに書いた「原体験」に関する話題も取り上げ,図々しくエピソードを聞かせてもらった.話を聞きながら,未就学児の思考回路であったり,人間の先天性であったりに思いを馳せていた.とうに日付が回った後,まとまりきらない言語をどうにか発信してみることの有効性,そしてそれを聞き入れてくれる人への感謝を抱き,眠りについた.
5年前,祖父が亡くなった.2親等以内の親族が亡くなるのは初めての経験で,葬儀の間も,どこか心ここにあらずという感覚だった.最後に会ったのはその年の正月で,月並みな表現になってしまうが,「最後になるとは思っていなかった」という心境であった.それからの人生で,身近な人を亡くすということはなかったが,様々な別れを経験した.進学を機に友人と(地理的に)離れることになったり,見慣れていた街並みが移り変わったり,推していたアイドルが卒業したり.これらは死別と比べたら生温いように聞こえるかもしれないが,ときに自分自身に極めて大きな影響を与えてきた.
2026年2月に公開された映画『ほどなく、お別れです』は,実に素晴らしい作品で,遍く存在する「別れ」に対して様々な気づきを私に与えてくれた.平和島の古びた映画館のスクリーンにて,自身の経験と重ね合わせながら思索に耽けていた時間は貴重であった.また,先月にとある先輩からいただいた遠藤周作『深い河』は,愛が何たるものかを考え,死生観を見つめ直す上で大変刺激的な作品であった.これからの人生で,再びページをめくる日が来るだろう.尊敬する先輩のお勧めというのは,つい触れたくなってしまうものである.この欲求は,その人のようになりたいという羨望というよりか,その人の価値観や考えを形作った原体験への興味からくるものなのだろう.
個人のWebページを作成・公開した.いくつか目的はあるが,過去のプレゼン資料をアクセス可能な場所に置いておく,というのが大きい.それは,私が書いた資料が内容的に有益だからというわけでは決してなく,「学習を続けて発表を繰り返すと段々と成長できる」ことを可視化するためだ.実際,B1のときの資料を最近のものと比べると,雲泥の差だと思う.「できるようになってから発表しよう」という姿勢では,いつまで経っても発表する機会を逃してしまう.まず発表すると心に決めて,それに向かって進めてみるのは極めて有効だと,実体験から断言する.
ここまで書いていて気づいたが,これはまさにゼミの有効性の論拠でもある.私はB2のときに渡辺解析力学,JJサクライをゼミで読んだ.発表を担当した箇所の内容はやはり印象深く,今でもよく覚えている.それから,数物セミナーはすべての学部生に開かれており,同質性の中に多様性があるという点において,私はとても好きだ.