はじめに

　石山人工房の前身となる建築石材会社を経営当時から、石に魅せられ、オンリーワンの石材を求めて世界中の石材、加工法を研究する中で、火成岩を高温焼成し、窯変せしめる独自の技術を創出しました。

　1996年、石の器（抹茶碗、酒器、花器等）の創作に専念するため、｢石山人工房｣を設立し、究極の一碗を求めて歩み始めました。

　石山人工房の石の器は、自然界磁気岩 (火成岩) の中から選び抜いた岩石を切削･成形後に高温焼成するという独自の技法により制作されています。茶陶における新機軸を打ち出す一方で、伊勢神宮、比叡山延暦寺、ローマ法王庁、カンタベリー英国国教会等、国内外の寺社・美術館等100か所以上に作品を納入して参りました。

　今までに味わったことのない独特の風合いと圧倒的な存在感を放つ作品の数々に、是非触れて頂きたく存じます。

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