政マニの思い出アンソロジー企画を主催した、にゃんにー(@nyan_nyee)です。
このページを見つけていただき、ありがとうございます。
この原稿を書いている9月末現在、アンソロを無事に発行できたこと、本当に良かった……と思っています。
企画立ち上げから半年もかからずに発行まで至ることができたのは、自分でも驚いているところです。
イベントにて本誌をお迎えいただいた皆さん、ありがとうございます。
まだの方は是非とも本誌をお手元に迎えていただけますよう、お願いいたします。通販もあります。
本誌で『アンソロ編集後記にかえて』と題したエッセイを掲載しましたが、それでは足りなかった部分をつらつらと書いていきます。
noteを立ち上げてそっちに書こうか……とも思いましたが、今からアカウント整備する手間を考えると、とりあえずはこちらのページで書いておこうと考えて、こちらに書いてみました。
9月末時点で6項目ですが、気が向いたら、項目を増やしているかもしれません。
このメモ書きを読んで、今後アンソロ主催をしようと考えている方の参考(反面教師)にしていただければと思います。
そして、皆さん、気軽にアンソロ企画してください。私もぜひ参加したいです。よろしくお願いします。
企画をはじめる経緯は本誌掲載のエッセイを読んでいただければと思いますが、その後のことについて。
正直に白状すると、『昔取った杵柄でいけるだろう』という勢いだけで立ち上げた企画でした。
補足:本アンソロ主催は過去にトルーディ×デメトリアのアンソロを発行(完売)。また、5年連続で開催中の政マニオンリーイベント主催の一員でもある。
勢いだけで、テーマは『思い出』、発行日は次のオンリー開催日、ということだけ決めて、企画を進めました。
ロードマップを作らずにゲームをリリースしたT社のことを、私は笑えません。
2022年4月14日、私はこんなツイートをします。
#政マニの思い出 アンソロジー企画(仮)
今年夏〜秋めどに発行
総理たちの政マニの思い出をぎゅっと詰め込んだ一冊
エッセイ、イラスト、マンガOK
1ページから参加OKだったら?
https://twitter.com/nyan_nyee/status/1514561330153660419
アンケートで45票入ったのですが、53.3%が『書いてみたい!』。
票数に換算すると24票です。これはすごい。
24人の総理が全員書いてくれるなら、見応えのある企画になりそうだ、と確信したのです。
ただ、皆さんに覚えて帰ってほしいのは『Twitterのアンケートを真に受けたら、痛い目を見る』ということです。
部数や個数もTwitterアンケートをベースにしたところ、実際には思っていたよりも売れない……という光景、数えきれないほどに見てきました。
通販希望!の多くの声に応えて通販ページを用意したら、動いた部数は1部だけ……などというのも、実際あります。
アンケートで票が入ったからといって、実際に需要があるとは限りません。
逆に、アンケートで投票がなかったからといって、実際に需要がないとは限りません。
アンケートでほとんど票が入らなかったのに、当日になって一気に売れて完売!なんてこともあります。
本当の需要は、Twitterアンケートからは読み取れないものなのです。
とはいえ、この結果を見て私は『少なくとも10人くらいは申し込んでくれるだろうなァ……』と思ったのでした。
ところで、本企画は #政マニの思い出 を標榜しておきながら、存在しない記憶OKにしたのは何故?と思われた方もいらっしゃると思います。
一部では『存在しない記憶がアリならなんでもありじゃん』という反応もありました。
確かになんでもありになります。T社が現在も存続した世界線の話などもできるわけです。
では、なぜ存在しない記憶をOKにしたのか?
それは、著者の皆さんが原稿を描く際の自由度を上げたかったから。これに尽きます。
この考え方は、原稿が提出された段階で自信を持って『やって良かった』と思えました。
虚実綯い交ぜで描かれたエンターテイメント作品として、実際の思い出に限定した場合には届かなかったであろう、自由で柔軟な原稿が多く届いたのです。
届いた原稿を読みながら、思わず『そうだ!これだ!』と唸りました。
もちろん、実際にあった思い出も面白いものですが、ほんの少しでも脚色が入るだけの余裕があることからか、思い出が伸び伸びと描かれてアクティブな原稿が多く仕上がったように感じています。
お手にとって読まれる側の方々には、この思い出が本当にあったのか?なかったのか?を見極めるリテラシーが問われるかもしれませんが、読む際はそういったところも含めて楽しんでいただければ、と思っているところです。
とはいえ、この結果を見て私は『少なくとも10人くらいは申し込んでくれるだろうなァ……』と思ったのでした。
などと思っていた私は、締切日にフォームの回答一覧を見て戦慄します。
なんと、締め切りのタイミングで25名の総理から参加表明をいただいたのです。
10人どころじゃない。
なんなら、アンケートで入った24票よりも1人多い。
思い出したのは、かつて発行されたアンソロ『総理たちの総理たちによる総理たちのための政マニアンソロジー』のこと。
補足:『総理たちの総理たちによる総理たちのための政マニアンソロジー』は、2017年冬のコミックマーケット93で発行されたオールキャラ非公式アンソロ本。27人の総理が集まり、たくさんの政霊たちのさまざまな表情が描かれている奇跡の本。現在は入手困難。132ページ。
あの本の主催者から、大人数のアンソロの編集作業は相応に大変だったと聞き及んでいたのです。
冷や汗をかきながらも、内心では喜びのほうが優っていました。
これは、凄い企画になるかもしれない……。
完成品を想像して身体中に甘い痺れが走る感覚は、自らが企画するからこそ味わえる、特別なものではないかと思います。
ちなみに、この25名という数字は最終の参加総理の数と相違ないのですが、名簿上は一部入れ替わっています。
締切後に参加辞退が発生して1名減っていたのですが、偶然にも別の方から参加の相談が入り、結果的には25名の総理、主催を含めると26名の総理、という数は変わることなく刊行に至っています。
連絡手段について、今回はメールアドレスに限らず、TwitterアカウントがあればOK、としました。
メールを日頃チェックしない人が多いことや、メールでのやり取りが堅苦しいという方が一定数いることを踏まえて、このようにしました。
ですが、困ったことがいくつか発生しましたので記録しておきます。
ひとつは『TwitterのDMの同時送信制限』。
DMでグループを作成しての一斉送信は、メールで言うところのTo送信。
Bcc的なことができないため、個別送信せざるを得ないワケですが、そうすると、一定数を超えると送信制限がかかります。
スパム防止の機能とはいえ、これに何度も引っかかってしまい、かなり大変な思いをしました。
対策としては、フォローした上で、グループに加えておいて、ツイート送信。
ただこれは、グループ以外にも見えてしまう抜け穴があったりするので、あまり使いたくない気持ちもあります。
もうひとつは『原稿提出の際の提出方法』。
結局のところ、DMではファイルサイズが大きい原稿を送ることができないため、メールで送ってもらうか、アップローダーで送ってもらうか、の2択になります。
そうしてメールで送ってもらう時点で、最初からDMを使わずにメールでやり取りすれば良かったのでは……?と私は思ってしまうのでした。
とはいえ、TwitterのDMには、メールにはない良さもあるのも事実。
このあたり、大人数参加型企画の主催をする上では今後も模索を続けたいポイントですね。
参加者の皆さんからいただく巻末コメントの形態として『政マニ履歴書を掲載する』という方法を、当初は検討していました。
以前、すじこ総理が作成しtwitter上で流行っていた『政マニ履歴書』のフォーマットを採用するべく調整し、原案者のすじこ総理の承諾も得ていました。
ただし、政霊組閣案や推し政霊でイラストが必要になり、イラストを用意するハードルが一気に高まることもあり、断念。
誌面では『項目が膨大になり管理が困難』と書きましたが、それだけではなく、権利上のハードルが高いことが最大の課題でした。
フルスペックでの履歴書は断念したものの、項目を絞って、就任時期と就任理由をあらためて聞いてみよう、ということで、あのようなスタイルになりました。
26名の総理それぞれキッカケはさまざまで、個人的には皆さんに聞いてみて良かった質問だったと思っています。
テンプレートをお配りした際に、ある参加総理から『思い出というにふさわしいコメント欄で、色々思い出しながら書き込むことができそうで楽しみ』という一言をいただけたことも、嬉しい思い出です。
本誌は『附録』と称した小冊子をお付けしています。
内容はおタふく。総理の思い出なのですが、本誌にもほぼ同じ内容が採録されています。
このふたつを見比べていただけるとすぐにわかると思いますが、附録には「イラストと文字の両方」が入っていますが、本誌は「イラストのみ」なのです。
これは本当に主催として申し訳ない話なのですが、私がおタふく。総理のイラスト原稿をいただいた際、このバージョンを完成原稿として認識していました。
(これも十分に完成されていたように感じたのです。イラストだけでもストーリーが浮かび上がってきますし、絵も魅力的ですし……)
ところが、Twitterへのサンプル投稿時に、この原稿が完成原稿ではなく、文字が抜け落ちたバージョンであったことが判明します。
私は血の気が引きました。
その日時点で、本誌の印刷はすでに完了している様子で、発送待ちの段階。もう後戻りができない状態です。
そこで、私はおタふく。総理に文字入りバージョンの提供を依頼しながら、対応を検討しました。
その時点では頒布前なので、ペーパーか何かを用意して補足することもできるはずですが、8p分の補足をペーパーで出すのはあまりに忍びなさすぎます。できる限りで完全版で届けたい気持ちがありました。
ならば、別冊として中綴じ本を作れば、体裁が整うのでは……?
そう思い、手元で表紙と奥付のデータを用意していたところ、おタふく。総理から完全版のデータが届きます。
連絡して1時間も経っていないのに……仕事が早い……ッ!助かります!
今度は間違いがないように、入稿直前のデータをおタふく。総理にも送付して、確認いただきました。
そのデータでおタふく。総理からもOKが出たので、印刷所探しを始めます。
中綴じの製本作業まで対応してくれて、即日大量に印刷することができそうな印刷所……。
そんなところ、そうそう見つかりません。
結果的に、私の職場の近くにあったアクセアさんに駆け込むことに。
余談:あとになって気付きましたが、日光企画さんのお茶の水同人制作室に駆け込むという方法もあったかもしれませんね。今度困ったら使ってみようかな……と思います。
本当にありがたいことに、それなりにまとまった数の依頼をしたものの、ものの数時間で仕上げてくださりました。
イベント当日に『附録』含めて頒布できたことは、おタふく。総理とアクセアさんのお力添えがあってこそで、感謝しかありません。
もし今回の事態を防ごうとするならば、本誌の入稿前にも参加者の皆さんに最終確認をするべきだったと思います。
ここは大きな反省点ですので、次回以降はしっかりと確認しておきたいです。
ちなみに、アクセアさんはポスターやフライヤーなども極短納期で良い具合に仕上げてくださるので、とてもありがたいです。
印刷物がすぐに必要!という時はおすすめです。是非。