北海道札幌聾学校における日本手話教育の危機的状況


北海道札幌聾学校で行われているバイリンガルろう教育が今、危機にさらされています。

連絡先

ご質問やコメントがあれば satsurojsl@gmail.com までご連絡ください。

新着情報

2022.5.12 緊急シンポジウム 「日本手話の魅力と重要性」 の定員に達しましたので、申し込みを締め切りました。

2022.5.11 緊急シンポジウム 「日本手話の魅力と重要性」 の開催要項を追加しました。

2022.4.27 手話親会×ろう塾のコラボ企画が行われます。

2022.4.5 香港からの応援メッセージ を追加しました。

2022.4.3 紙媒体での署名プリントのデータを追加しました。

北海道札幌聾学校の日本手話クラスの存続を!

 聞こえない子どもたち、ろう児が100%理解し、使えることばは日本手話です。

 北海道札幌聾学校には子どもたちが日本手話で学べるクラスがあります。「しゅわっち」という自立活動では、ろう教師の絵本読み、ゲーム、子どもたちの意見発表など全てを日本手話で行っています。自分の全てが肯定され、ろう者であることを誇りに思えるので、子どもたちは「しゅわっち」の時間をとても楽しみにしています。もちろん、国語や算数などの教科の授業も日本手話で行います。聴力の差にかかわらず、全員が平等に授業に参加しています。教科書は日本語で書かれており、日本手話で話し合ったあと、日本語でのまとめや試験も行うバイリンガル教育です。教室では、2つのことばによる深い学びが保障されています。

しかし、これまでにバイリンガルろう教育を担当していた教員の定年退職が続いていますが、北海道教育委員会、北海道札幌聾学校校長は、その補充をしません。保護者が何度も「日本手話での教育の維持発展」、「日本手話で授業ができる教員の確保」を要望していますが、聞き入れられません。

 このままでは、来年度以降、子どもたちが日本手話での教育を受ける権利が保障されなくなってしまいます。つまり、子どもたちの母語が奪われてしまうのです。

北海道札幌聾学校の現状に関するPDFデータ

北海道札幌聾学校における日本手話教育の危機的状況.pdf

日本手話による北海道札幌聾学校の現状に関する説明

オンライン署名へのご協力をお願いいたします!

以下のリンクをクリックすると、オンライン署名ページへ飛びます。

日本手話によるオンライン署名の内容説明

紙媒体での署名にご協力くださる方へ
※署名は、6月に入ってからも継続します。(2022.5.29)

 お手数ですがプリントアウトの上、手書きでお願いいたします。
 ご記入いただいた署名用紙は、以下の住所へご送付いただきますようお願い申し上げます。

  〒603-8577
  京都市北区等持院北町56-1
  立命館大学文学部 教授
  佐野愛子(Aiko SANO, Ph.D.)


 集まった署名に記載された個人情報は、利用目的達成に必要な範囲で利用し、ご自身の事前の同意なく、第三者に提供することは一切いたしません。
 また、あらかじめ明示した利用目的以外に使用しません。

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多くの方から寄付のお申し出をいただいていて、本当に感激しています。この活動のために寄付をいただける場合は、以下の口座までお願いいたします。

北洋銀行札幌西支店 普通 5535675
「札ろうのバイリンガル教育を支援する会」

 どうぞよろしくお願いいたします。(2022.5.18)

署名用紙(9名分).pdf