財団概要
財団概要
私は2025年に、小児科医の父・榊原洋一を病気で見送りました。
父は小児科医として、また子ども学の研究者として、生涯にわたり子どもたちの幸せを見守り続けてきました。
闘病中のある日、「何か父を喜ばせるためにできることはないか」と尋ねたところ、「子どもの世界をより良くする研究、それも若手研究者を支援してくれたら嬉しい」と答えてくれました。病状を伏せ周囲を気遣いながら、子どもたちのより良い未来を願い、亡くなる直前まで働き続けた父の姿は、今も私の胸に深く刻まれています。
「子どもは未来の担い手であり、社会全体で守る存在である」。
「子どもが笑顔で育つためには、周りの大人や社会の環境が整うことが大切である」。
父が語り続けてきたこの言葉は、私にとって財団設立の原点です。
このような思いを背景に、2025年、夫と共に佐藤子ども財団を設立しました。
若手研究者の挑戦を支援することで、新しい発見や技術が社会に届き、子どもたちの暮らしや学び、健康が少しずつでも良くなっていく。そしてその積み重ねが、未来の子どもたちの笑顔につながると信じています。
父と志を共にする多くの方々と手を携えながら、誠実で透明性のある活動を続けてまいります。
どうか温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
佐藤こども財団
理事長 佐藤玲子
小児科医
医学博士
お茶の水女子大学名誉教授
榊原洋一
榊原 洋一(1951年12月15日 - 2025年3月29日)は、小児科医、医学博士、お茶の水女子大学名誉教授。
専門は小児科学、小児神経学、発達神経学。注意欠陥・多動性障害、アスペルガー症候群など子どもの発達障害研究の先駆的な存在として知られた。
小児科医・医学博士として臨床と研究に携わると同時に、子どもを取り巻く社会課題に幅広く取り組んだ。
お茶の水女子大学名誉教授、チャイルド・リサーチ・ネット所長、日本子ども学会理事長を歴任し、学術と社会をつなぐ活動に尽力した。
子どもと社会の関係を多角的に論じる発信を続け、教育・福祉・医療の制度を横断して子どもの幸せを守る必要性を訴えた。著書や講演を通じて、子どもが尊重される社会の実現を目指し、その思想と実践は今日も多くの人々に影響を与え続けている。
一般財団法人
佐藤こども財団
理事長
佐藤玲子
2012 東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。医師免許取得。
2014 慈恵会医科大学病院皮膚科学講座入局。
2016 National Skin Centre Clinical observer
2017-2023 ASTAR SIgN Dr.Kabashima lab Visiting Researcher
3児の母。皮膚科医。
日本こども学会と連携して、若手の小児研究に対する新しい研究助成の奨励賞を運営中。
自身の医学研究経験を活かして、社会に有益な医療研究を支援するため、新しく、透明な研究助成の仕組みづくりを目指しています。そしてその研究成果が社会実装され、子どもたちの未来がより良いものになることを心から願っています。
財団名 一般財団法人 佐藤こども財団
所在地 東京都港区新橋4-14-1-4F
理事長 佐藤玲子
設立 2025/03
事業 子どもに関する研究助成