私たちの専門は社会心理学と実装科学です。
人と人、人と社会とのつながりや、それらと社会の制度・仕組みとの相互作用を心理学の視点から捉え、社会課題の解決につながる仕組みや制度のあり方を研究しています。
製品や機械の使いやすさを考える人間工学では、人間の特性を理解した上でモノづくりを行います。それと同じように、社会の制度や仕組みも、人の心理や行動を理解した上でデザインすることが重要だと私たちは考えています。
どれほど優れた制度や技術であっても、人に受け入れられ、実際の行動につながらなければ、その効果を十分に発揮することはできません。だからこそ、人の心理や行動への理解を社会の仕組みのデザインにつなげることを大切にしています。
現在は、孤独・孤立、多文化共生、防犯などの社会課題を対象として研究しています。また、司法、計画学、工学、データサイエンス、AIなど、さまざまな分野の研究者と協力しながら、心理学の知見を社会の課題解決につなげる研究に取り組んでいます。
研究室では、全体ゼミ・個別ゼミ・自主ゼミを通じて研究を進めています。
全体ゼミでは、近況を共有するとともに、卒業論文・修士論文・博士論文などの研究進捗を発表します。発表前にはレジュメを準備し、研究室のメンバーからフィードバックを受けます。発表後も議論を重ねながら、研究をブラッシュアップしていきます。
個別ゼミでは、教員との相談を通じて、それぞれの研究を具体的に進めます。研究計画の検討から分析、論文執筆まで、必要に応じて個別に研究指導を行います。
また、自主ゼミとして、学生が自分たちで企画する勉強会やプロジェクト研究なども歓迎しています。関心の近いメンバーが集まり、研究テーマや方法を越えて学び合うことができます。
全体ゼミは公開しています。研究室への所属を検討している方や、研究室の雰囲気を知りたい方は、ぜひ見学に来てください。
現在の受け入れ状況は以下のとおりです。
外国人研究生:受け入れは個別に検討しています。現在、受け入れ予定者が多いため、希望される場合は早めにご相談ください。
博士前期課程:2027年度については、留学生の受け入れを予定していません。
博士後期課程:受け入れを行っています。
当研究室への所属を希望される方は、まずメールでご連絡ください。
以下の書類を添付していただき、研究関心やこれまでの経験についてお知らせください。
履歴書(CV)
研究計画書(Research Proposal)
志望動機(Statement of Purpose (SOP))
提出いただいた書類をもとに、研究テーマやこれまでの経験、研究室との適合性などを確認します。その後、面談を行い、受け入れについて検討します。
For International Students
留学生の方は、日本語または英語による円滑なコミュニケーションが必要です。
語学力については、日本語は日本語能力試験(JLPT)N1程度、英語はCEFRのB2程度(TOEIC 800点程度)を一つの目安としています。ただし、これらの資格・スコアのみで受け入れを判断するものではありません。研究内容やこれまでの経験、面談でのコミュニケーションなどを含めて、総合的に判断します。
Applicants from outside Japan are expected to be able to communicate effectively in either Japanese or English.
As a general guideline, we expect applicants to have Japanese proficiency at approximately JLPT N1 level, or English proficiency at approximately CEFR B2 level (equivalent to around TOEIC 800).
However, these qualifications or test scores are not the sole criteria for admission. We consider applicants holistically, taking into account their research interests, previous experience, and communication during the interview, among other factors.
研究室では、専門的な知識や研究スキルを身につけるだけでなく、さまざまな人と関わりながら考え、自分なりの問いを深めていくことを大切にしています。
その背景にあるのが、次の3つの価値観です。
一人ひとりが異なる経験や考えを持っていることを大切にします。
教員と学生、学生同士がお互いの考えや立場に耳を傾け、それぞれの意思を尊重します。
分からないことや意見の違いを避けるのではなく、言葉にして伝え、対話することを大切にします。互いに問いを投げかけ、考えを深めながら、ともに研究をつくっていきます。
互いに安心して相談したり、意見を伝えたり、助けを求めたりできる関係を大切にします。
そうした信頼関係の中で、それぞれが自分の研究と成長に向き合える研究室でありたいと考えています。