JAMIT若手医用画像工学シンポジウム: SAMIT2023

Symposium on Advanced Medical Imaging Technology for Young Investigators (SAMIT)

集え,未来の先端を担う若者よ!ー

非負行列分解とダイナミックPETイメージング

 非負行列分解と呼ばれる数理モデルおよび最適化アルゴリズムの解説と,それをダイナミックPETイメージングへ適用した研究事例について紹介します.

実行委員長コメント: 私の尊敬する研究者のひとりである横田先生の講演で,私自身とても楽しみにしています.テンソル分解と医用画像処理への応用に関する世界最先端の研究に触れるいい機会ですよ!

医用画像工学を続けて—偶然・好奇心・意志—

 学部から現在に至るまで医用画像工学,特に画像処理や再構成の研究開発を続けてきました.自身を振り返ると,何かの目標に向かって邁進したというより,偶然の出来事による興味・関心の変化の繰り返しが,いまの職業を選んだという印象です.本講演では,これまで取り組んできた研究の一部を(基礎的な知識を中心に)紹介しながら,その時その時で考えていたことや研究への思いなどを振り返りつつ,”修士〜博士〜その後のキャリア形成”について考えていきたいと思います.ご参加される学生の皆さまが自身の進路について,肩の力を抜いて考えられるような講演を目指します.

実行委員長コメント: 岡本先生は,アカデミアだけでなく,企業での経験もある新進気鋭の研究者です.本講演では,岡本先生の豊富な経験を聞いて,みなさんのキャリアパスを考えるきっかけになることを期待しています.

「画像再構成のその先にあるもの」

 AI全盛時代,"Deepでポン"である程度の研究成果らしきものが出る.かつて医用画像工学の花形であった画像再構成研究も例外ではなく,データセットの,マシンパワーの暴力で性能が左右される.画像再構成研究はいつからデータセット集め研究になったのか.これからの画像再構成研究に画像再構成理論は必要ないのか.画像再構成の研究は終わったのか.本ワークショップでは,最近のCT・PETなどのトモグラフィ技術革新から垣間見える画像再構成の行く末を,医用画像工学の未来を,ハードウェア・ソフトウェア両方の観点からみなさんと議論したい.