例年8月第一土曜日に行われ、約12,000発の花火が打ち上げられる「酒田花火ショー」。延期で9月25日に開催されることを楽しみにしていましたが、残念がら8月18日に開催した実行委員会で、県内外からの人流を作る大規模なイベントは、さらなる感染拡大を招く可能性があるとし、最終的に中止が決定されました。
毎年夏、山形県の母なる川「最上川」の河川敷約2kmで川幅約300mで打ち上げられる「酒田花火ショー」。なんといっても特に水上スターマインや空中スターマインの同時打ち上げは目白押しとなっています。「酒田花火ショー」で打ち上げられる花火を製造しているのが、酒田市平田地域中野俣にある「(有)安藤煙火店」です。「(有)安藤煙火店」は創業1916(大正5)年、100年以上の歴史を誇る老舗であり県内唯一の煙火製造業者です。 開催に向け順調に計画されていた中ですが、中止が報じられ、「(有)安藤煙火店」の花火師たちがこのために製造した花火を打ち上げられないとなると、披露されるはずの花火玉が倉庫に眠られることとなります。「行き場を失った花火を少しでも酒田市民みんなに見せたい!」「会社としての存続のために、花火師たちの技を守りたい!」と思いました。
昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で「酒田まつり」や「酒田花火ショー」といった大規模なイベントが相次いで中止せざるをえない状況でした。そのような中、酒田市民有志による『酒田を元気にしたい花火!』打上実行委員会が6月に結成され、個人や地元企業・地元団体より約180万円の寄付を募り、8月のお盆時期に花火を打ち上げました。また、今年1月には新型コロナウイルス感染症で、第一線で奮闘されている医療従事者の皆様に対し、心からの感謝の気持ちを伝えるべく、市内の日本海総合病院、山容病院側から約5分間の花火を打ち上げました。 しかし、今回の「酒田花火ショー」の中止が決まり、今年も花火が見られないのは誰しも残念な気持ちです。そこで再び実行委員会を再結成し、「こんな時だからこそ、再び酒田市民を元気に、笑顔にしたい」との想いから企画しました。
※9月30日(木)までにご連絡いただければ、実行委員が集金にお伺いしますが、なるべくお振込をしていただければ幸いです。(ご希望の方には領収証を発行します)
※30,000円以上ご協賛いただいた方は、「酒田エフエム放送ハーバーラジオ」の番組内で読み上げします。
※なお、今後の感染状況などの諸事情で、万が一、予定時期に打ち上げを開催することができなかった場合は、時期をずらしての開催を目指すので、基本は返金しない旨、ご理解とご了承をお願いします。