セイラビリティ江の島は2004年に活動を開始しました。
当初は(社)江の島ヨットクラブの社会貢献グループとして、当時クラブの会長である松本富士也氏(セイラビリティ江の島初代理事長)始めクラブメンバー提唱のもと発足し、神奈川県、江の島 ヨットハーバー指定管理会社である(株)湘南なぎさパーク、B&G 財団、笹川スポーツ財団などの多くの団体から支援をいただきながら活動を展開してきました。
2006年10月にセイラビリティ江の島が特定非営利活動法人として神奈川県から認証を受けたのを機会に江の島ヨットクラブから独立し、湘南なぎさパークと共同して、江の島ヨットハーバーの社会貢献活動として現在に至っています。※1.
セイラビリティ江の島の活動目的は、身心に障がいのある人たちだけではなく、年齢や経験や 性別にも関係なく、すべての人たちにセーリングを楽しむ機会を提供することです。
活動に使用しているハンザ※2.は、すべての人が乗艇することができるユニバーサルデザインの小型ヨットです。障がい者のためではなく、“誰もが楽しめる”ことを考えて設計されたヨットです。だからこそ、障がいの有無や年齢、性別にとらわれることなく、様々な人々が同じ条件でセーリングを楽しむことができます。そこに活動の意義があると思います。
出来るだけ多くの方にハンザによるセーリングを体験して頂き、その魅力を知って頂きたいと、活動開始以来からその志は変わらず、現在も続いています。
※1. 地方港湾湘南港の指定管理者変更に伴い2023年より(株)リビエラリゾートとの共催になりました。
※2. 「アクセスディンギー」は2015年「ハンザ」 に名称が変更されました。
セイラビリティ活動は、Sailing for Everyone (みんなのためのセーリング) の理念のもと、ユニバーサルデザインのヨットを使って誰もが自由なセーリングを楽しむ活動です。
活動は1980年代にイギリス王立ヨット協会 (Royal Yacht Association) から始まりました。障がいのある人にもセーリングを楽しんでもらうことを目的とする「誰にでもできる セーリング (sailability) 」活動は1991年、セーリングの盛んなオーストラリアにも伝えられました。
オーストラリアでは、ユニバーサルデザインのヨット「ハンザ (旧称アクセスディンギー) 」による「障がい、年齢、性別、スポーツ経験に関係なく、みんなが一緒にセーリングを楽しむ (Sailing for Everyone) 」活動が行われていました。
この2つの活動は互いを受け入れて1つになり、世界各国に広がっていきました。現在では、イギリス、オーストラリアのほか、アメリカ、フランス、オランダなどの欧米諸国、中国、インド、マレーシア、フィリピン、シンガポール、そして日本など世界30か国以上の国で行われています。
団体名
特定非営利活動法人セイラビリティ江の島
活動目的
小型ヨットによる体験乗船の活動を中心に
海とヨットの楽しさを通じて多くの人との交流を目的とする
活動内容
ハンザ(小型ヨット)による体験乗船会を開催(一般体験乗船、ふじさわセーリングフェスタin江の島など)
全国のハンザ使用団体による交流レース(交流レガッタ)の実施
操船技術向上のためのプログラムを実施 (インストラクター養成講座、レベルアップ講座など)
ユニバーサル海遊クラブ、B&G 江の島海洋クラブと連携した活動
各種講座の実施(落水者救助訓練、救命救急講座、ゲストによる公開講座など)
住所
〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島1-12-2
電話番号
080-5446-1173 (8:00~17:00)
設立
2004年
理事長
原田 浩二
会員数
約130名
共催者
株式会社 リビエラリゾート