入会後、間もない初心者の方向けに、コラムを掲載します。
五条訓とは、日本空手協会初代主席師範の故船越義珍翁先生が空手を修行する者へ書き残されたものです。
稽古の終わりには、みんなで五条訓を唱和しています。
一、人格完成に努むること(じんかくかんせいにつとめむこと)
人間性向上発展の為、努力して行こう
一、誠の道を守ること(まことのみちをまもること)
誠とは真心であり、言べんに成である。即ち、自ら言ったことは必ず実行する。これが誠の道であり、人格完成のためには守る必要がある。
一、努力の精神を養うこと(どりょくのせいしんをやしなうこと)
本気なれば努力せよと云うのであるが、努力する為には心から決意することだ。したがって、自からの心が決するよう精神を作って行こう
一、礼儀を重んずること(れいぎをおもんずること)
礼とか礼儀をつくすと云われているが実際は相手を尊敬している表われであって、いいかげんな礼はすべきではない。堂々と丁重に心から礼をすることによって、かならず自からの信頼を高めるものである。
一、血気の勇を戒むること(けっきのゆうをいましむること)
ささいなことで腹を立てて相手に突っかかることはせず、腹が立った時、にっこり笑えるほど心にゆとりを持つことが大切だ。
空手道は礼にはじまり礼におわります。
道場(体育館)に入るときは、礼をして入り、退出するときは、礼をして出るようにしましょう。
また、稽古前・稽古後には、師範をはじめ、道場生全員に挨拶をしましょう。
入会順に右側から左側へ一列に並びます。正座する際に右側(先輩)より前に出ないよう注意しましょう。
白(無級・10級)、黄(8級・9級)、緑(7級・6級)、紫(5級・4級)、茶(3級・2級・1級)、黒(初段~)