バージョンアップがありました。
実用的な観点では大きな変化は無いようです。ASIの画像フォーマットについてはバグがあり、現在バグフィックス中との事なのでASIユーザーはバグフィックスまでバージョンアップは控える必要があります。
見た目に面白いのはプレートソルビング後の写野内の天体情報を表示する機能です。
フォトメトリック色補正時にプレートソルビングが実行されます。その後で、下のスクリーンショットの右下にあるアイコンをクリックするとこのような天体情報が表示されます。
パッケージに含まれるスクリプトにDSLRという表示がないので焦りましたがOSC_preprocessingというのが同じ機能のスクリプトです。以前のバージョンと同じように機能する事を確認しました。
なおデフォルトのフォルダーがこのスクリプトではprocessというフォルダーを使用する前提になっています。
Mac版の場合、以前はPicturesでしたがOSC_preprocessingはPicturesの中にさらにprocessというフォルダーがあり、その中にbiases, flats, lights, darksの各フォルダーが入っている事が前提となったスクリプトになっています。したがってこれらを事前にPicturesの中に作成しておく必要があります。
SIRILはデータを一旦、FITSフォーマットに変換した後に処理を行います。変換されたファイルはprocessの中の同じ名前のprocessというフォルダーに保管されます。ややこしいですが、そういう仕様です。
このprocessの中身は手作業で適宜、掃除する必要があります。前の別の画像のデータが残っているとエラーになる可能性があります。
/Users/ユーザー名/Pictures/process/biases
/Users/ユーザー名/Pictures/process/darks
/Users/ユーザー名/Pictures/process/flats
/Users/ユーザー名/Pictures/process/lights
/Users/ユーザー名/Pictures/process/process
・・・ という展開です。 ユーザー名の部分は各々のMacの設定次第です。
(下に追記していますが、どうやらインストール直後のデフォルトフォルダーは/Users/ユーザー名/Pictures/のようです。上の私の説明はスクリプト完了前の強制終了の結果のようです。)
Winodwsの場合は、不明ですが、スクリプトを走らせるとコマンドスクリーンにスクリプトが表示され、そこに前提となるフォルダーが表示されますからわかるはずです。
*追記
Windowsでやってみました。
C:\Users\ユーザー名\Pictures\
でした。
*追追記
デフォルトのワークフォルダーを指定する方法がわかりました。
ちょっと面倒ですが以下にアップしました。
他に簡単な設定方法があるのかもしれませんが。
上記でデフォルトのワークフォルダーは
/Users/ユーザー名/Pictures/process/
と説明していましたが、これは私が一旦、スクリプトを走らせ、なおかつそれが強制終了となった事の結果だったのだと思います。
インストール直後は
/Users/ユーザー名/Pictures/
になっていると思います。
新規にインストールされた方は確認してください。
なお、任意にデフォルトのワークフォルダーを指定する場合は以下のリンクで見てください。