第4回 さいたま市薬剤師会学術大会開催にあたって
第4回 さいたま市薬剤師会学術大会
大会長 野田 政充
一般社団法人 さいたま市薬剤師会 会長
この度、令和7年(2025年)8月24日(日)浦和ワシントンホテルにて、「第4回さいたま市薬剤師会学術大会」を開催する運びとなりました。 2025年は、厚生労働省発出の「患者のための薬局ビジョン」の中で示された薬局・薬剤師の在り方において 大きな節目となる年です。さいたま市薬剤師会は全ての薬局が、かかりつけ機能を十分に発揮し、基幹病院や 行政等の関係機関と連携を深め、地域に暮らす人々の健康を支える薬局として継続的活動をして参りました。
これまで開催した学術大会は、第1回は「連携」、第2回は「薬剤師の職能」、第3回は「フォローアップ」 をテーマに、さいたま市内のみならず全国から300名を超える薬剤師にご参加いただきました。そして、第4回 目となる本大会では、メインテーマを『地域を守る、薬剤師の薬 (やく)め』と致しました。「薬剤師の薬(やく) め」とは、 地域医療の最前線において「薬」を通じて患者の健康を守るだけでなく、医療機関と地域の薬局の薬剤師同士 が多様な連携をすることで地域全体の医療を支える薬剤師の「役目・役割」を表現しております。
研究発表はもとより、地域医療における薬剤師の連携力と専門性を生かした新しい可能性や未来像を議論し、地域の健康をさらに支えるための新しいアプローチを模索する大会としたいと考えております。